ホンダF1
ホンダF1は、2019年にF1復帰後初めてレッドブルとトロロッソの2チームにパワーユニットを供給。アップデートと戦略的なエンジン交換によって年間の使用制限基数は超過したものの、シーズン最後まで競争力を発揮した。

ホンダF1は、第4戦アゼルバイジャンGPでスペック2、第8戦フランスGPでスペック3、そして、第16戦ロシアGPでスペック4とエンジンメーカーのなかで最多となる3回のエンジンアップグレードを実施。

また、エンジンをプールに入れるために戦略的にエンジン交換を実施して結果的に全エンジンメーカのなかで最多のコンポーネント使用するとなった。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは5基の内燃エンジン、4基のターボチャジャーとMGU-H、3基のMGU-K、エネルギー貯蔵システム、コントロールエレクトロニクスを投入。グリッド降格を受けたロシアGPでも4位入賞を果たし、第20戦ブラジルGPで今季3勝目を挙げるなど、ランキング3位に入り、パワーユニット計画を一定の成功を収めた。

トロロッソ・ホンダに関しては全ドライバーで最多の7基のエンジンを使用したが、マイレージに余裕をもたらせらたことで、ピエール・ガスリーがF1ブラジルGPで2位表彰台を獲得し、ホンダF1エンジンとして18年ぶりの1-2フィニッシュを実現することができた。

チームドライバーICETCMGU-HMGU-KESCE
レッドブルマックス・フェルスタッペン544333
アレクサンダー・アルボン555433
トロ・ロッソダニール・クビアト777633
ピエール・ガスリー755533
ICE … 内燃機関(エンジン)
TC … ターボチャージャー
MGU-H … 運動エネルギー回生システム
MGU-K … 熱エネルギー回生システム
ES … エネルギー貯蔵装置(バッテリー)
CE … コントロールエレクトロニクス


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カテゴリー: F1 / ホンダF1