ホンダF1
F1ロシアGPの初日の金曜日はレッドブル・レーシングが午後のフリー走行でトップタイムを記録。同じくホンダのF1エンジンを搭載したトロロッソもトップ6内をマークし、幸先のいいレースウイークのスタートとなった。

FP1ではレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが4台のHondaパワーユニット搭載マシンをリードし、トップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)からわずか0.1秒以内差で2番手となった。

F1マシンでは初めての走行となったソチでの最初のセッションでアレクサンダー・アルボンは6番手となり、トロロッソのピエール・ガスリーは12番手のタイムをマークした。

ダニール・クビアトは、残念ながらテクニカルトラブルにより5周目の最終コーナーでマシンをストップさせることとなり、その後のセッション残りの時間では走行が難しい状況となってしまった。しかしFP2までの間にPUには問題がないことが分かったため、FP2では同じPUを使用し走行することができた。

午後のセッションではフェルスタッペンが0.3秒もの差をつけてトップを走行。チームメートのアルボンは4コーナーでワイドに出てしまい、その際にマシンフロアにダメージを負ってしまった。修復のためにガレージ作業を余儀なくされ、さらにセッション後半に行った燃料が少ない状態での走行時にトラフィックにひっかかってしまい、10番手でセッションを終えることとなった。

ピエール・ガスリーはFP2を中団のトップである6番手で走行し、速さを見せたセッションとなった。ダニール・クビアトはFP1での遅れを取り戻しながらFP2を走行し、チームメートから0.3秒差で12番手となった。

田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今シーズン残りのレースでのPU使用計画を考慮し、ここロシアで4台すべてのマシンに新品のスペック4 ICEを搭載して今日のセッションに臨みました。クビアト選手についてはバッテリー以外すべてのコンポーネントを投入しているため、決勝レースは最後尾からのスタートになりますが、その他の三人についてはICEのみの交換のため、5グリッド降格のペナルティーを受けることになります。FP1ではクビアト選手のマシンに、FP2ではアルボン選手のマシンにトラブルが発生し走行時間を失うなど必ずしもスムーズな一日とは言えませんでしが、新たに使用開始した4台のPUに問題はなくセッションを終了しました。金曜とは言えフェルスタッペン選手がFP2でトップ、ガスリー選手が激しい戦いの中段グループでトップの6番手と明日以降に向けて明るい材料だと感じています」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「どちらのタイヤコンパウンドでもマシンに手応えを感じることができ、初日をポジティブな結果で終えることができました。今日のセッションでは独自のセットアップのプログラムを行い、いいバランスで走行することができました。特に最終セクターで調子がよかったのですが、長いストレートのある第1セクターでも同じく手応えを感じる走行ができました。マシンの調子がいい時は最終セクターでそのよさを感じることができます。シンガポールGPのレースウイークで苦戦した分、この週末のフィーリングはとてもすばらしく感じています。明日は雨が降る予報がされているので状況は変わってきそうですが、そんなコンディションでもマシンが今日のような調子のよさを見せてくれることを願っています。グリッド降格のペナルティーにより決勝では5グリッド降格となりますが、もちろん明日の予選でベストを尽くします。特にこのサーキットはオーバーテイクが可能なコースなので、速さがあればトップ争いができる前方までポジションアップすることも可能だと思います。まだ初日なので、これから他チームも改善をしてくる中で確かなことは言えませんが、今日は期待のできるスタートを切れたと思います」

アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「今朝のFP1はいいセッションとなったのですが、午後のFP2では4コーナーでワイドに出てしまった時にフロアにダメージを負い、残念なことに修復作業で時間を失うこととなってしまいました。そのため、予定が遅れてしまい、コースに復帰した時にはロングラン走行を試しているライバル勢のトラフィックにより、クリーンラップで走行することができませんでした。トラブルを避ける努力をしながら走行していました。しかしボッタス選手が後ろにいると知らされた時、そのさらに後ろにハミルトン選手がいることをしらなかったため、彼のライン上の邪魔をすることとなってしまいました。こういったことは起こってしまうことではありますが、もっといろいろ試せたことも多かったはずなので貴重なセッションの時間を無駄にしてしまったことは非常に残念です。しかしチームメートのフェルスタッペン選手がトップタイムということは、マシンの調子がいい方向へ戻ってきた証拠なので、とてもうれしい結果となりました。マシンのペースはよく、速さを見せていると思います。明日は自分の走行に集中して、クリーンな走行ができるよう努めます。時間がかかることですが、徐々にマシンへの自信もつけられてきていますし、シンガポールGPの時と比べると、この週末はだいぶ期待の持てるレースウイークになると感じています」

ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
「この週末をとてもいいスタートがではじめられた金曜日になりました。FP1とFP2の間で大きく改善することができ、チームとして正しい方向に進んでいると感じています。今日は6番手という前向きな結果となりましたが、日曜日の決勝ではグリッド降格のペナルティーがあります。土曜日の予選はもちろんなのですが、より決勝を重視した強いマシン作りに重点を置く必要があります。今夜解析をするべきことは多いのですが、今日はとても前向きな一日になったと思います」

ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
「FP1はこのレースウイークの理想的なセッションのスタートとはならなかったため、FP2では遅れを取り戻すために、マイレージを稼ぎ、FP1にできなかったことを完了しなければなりませんでした。このコースについての自分の知識や感覚を改めて思い出しながら走行し、FP2は実りのあるセッションにすることができました。予定していたことをすべて完了することができたので、明日へ向けた準備をすることができました。最終的にロングランでの解析をするために十分な周回を走ることができたので、決勝に必要なことが解明できる十分なデータが取れたことを願っています。チャンスはいつもあるので、その機会を物にできるようベストを尽くします。グリッド降格のペナルティーが決定しているため、決勝は多少妥協しなければなりません。しかし、レースでどこまで順位を上げられるか、チーム一丸となって最大限に戦いたいと思います」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1ロシアGP