F1 ホンダF1
ホンダF1にとって13年ぶりの勝利。そのレース中、ホンダF1ファンを痺れさせた“名台詞”が無線で伝えられた。

『エンジンモード11、ポジション5』

56周目にバルテリ・ボッタスを抜いて2番手に浮上した際にマックス・フェルスタッペンに伝えられたこのメッセージは『優勝を狙いにいく』という決意の表れだった。

このエンジンモードの正確な意味は説明されていないが、耐久性を犠牲にしてでもエンジンをハイパワーで稼働させるハイリスクなモードであることは確かだ。

レース後の記者会見でホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「パフォーマンスを上げるモードを伝えました」と語っている。

「レース週末前からチーム側から『行けるところまで行きたい』と言われていました。我々も『行けるところまで行くよ』と話をしていました。レース中にエンジンの状況を確認しながら『もっと行ける』と我々のほうから伝えました」

「冷却という点ではギリギリでした。もちろん、高温のせいで我々もパワーユニットをセーブすることを余儀なくされました。できるだけ多くのパワーを引き出せるようトライしていました」

ホンダF1の広報担当も「『エンジンモード11 ポジション5』という無線がTVでも流れたようですが、彼らは常にレースとパワーユニットの状態、チーム戦略などを注視しながら、その都度最適なエンジンモードを選択し、ドライバーに出来る限りのパフォーマンスを提供しています」と説明する。

「その彼らが信頼性とパフォーマンスを天秤にかけ、どこまでリスクをとるかといった部分は、田辺さんやSakuraにいるエンジニアの決断が関わってきます。そしてそれ以前の大前提として、ファクトリー側から十分な信頼性とパフォーマンスが保証されたPUが提供される必要があります。その意味で、今回はこれまでHonda F1に関わってきた人たち全員で勝ち取った勝利だと思っています」

この無線からの逆転勝利はホンダF1ファンを痺れされた。Twitterのタイムラインには「格好良すぎる」「激アツ」「映画みたい」「頭から離れない」「全世界の男子が全員好きなやつ」「F1史に残る無線名言」「流行語大賞だろ」といったコメントが並んだ。

『エンジンモード11 ポジション5』。ホンダのF1復帰後初勝利でのこの台詞はホンダF1ファンの心に刻まれていくことだろう。



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カテゴリー: ホンダF1