ホンダ | 2019年 F1カナダGP 金曜フリー走行レポート
F1カナダGP初日は、ホンダのF1エンジンを搭載するアストンマーティン・レッドブル・レーシングとレッドブル・トロロッソ・ホンダの両チームにとってやや難しい一日となったが、明日への改善に向けて、多くのデータを取れたセッションにもなった。
P1は例年にも増して路面にほこりが舞い、グリップが低い路面状況下でセッションが行われた。
アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは3番手のマシンに0.035秒差に迫る4番手、ピエール・ガスリーは13番手、一方レッドブル・トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは14番手、ダニール・クビアトは18番手でP1を終えた。
P2ではマックス・フェルスタッペンがベストラップを刻んでいる最中に、最終シケインの「ウォールオブチャンピオン」にマシンをヒット。その後の走行時間を一部失う形となり、12番手のガスリーに次ぐ13番手でセッションが終了。レッドブル・トロロッソ・ホンダの2台もアストンマーティン・レッドブル・レーシングの2台に続く形でアルボンが14番手、クビアトが15番手というP2の結果になった。
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
今日はPUとしては4台ともに問題のない一日となりました。ただ、結果から見ると明日の予選、日曜のレースに向けてさらに改善するために、やらなければいけないことがたくさんあると感じています。ここからデータをきっちり見直し、さらに戦闘力を上げていければと思います。また、このサーキットを最初に訪れてから30年近くが経ちますが、今回のガレージ棟の改修により非常に働きやすい環境になりました。すばらしい仕事をしてくれた主催者の皆さんには感謝をしています。
アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
チームにとって、厳しい一日となりました。明日のために今夜は課題を持ち帰り、解決策を見つけだすために最善を尽くさなければなりません。マシンのバランスはそれほど悪くないのですが、いいペースがつかめていないので、その理由を見つけださなければなりません。これまでもシーズンの中でタフなセッションはありましたし、今日得たデータから明日のためへの解決策を見出すことができると信じています。
ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
今日のセッションは興味深い結果になりました。このサーキットではいつも、金曜の夜に予選日のために多くの作業が必要となります。ですので、今日のP1とP2から『なにが足りなかったのか」を明日のよりよい結果のために見出さなければなりません。小さいことが大きな違いにつながるので、他チームと比べて何が足りていないのかを今夜中に解明できれば明日は大丈夫でしょう。このサーキットは前回のように僕たちに合ったサーキットではないかもしれませんが、残りのレースウイークをよりよいものにできればと思っています。
ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
今日のフリー走行では多くのことをテストしましたが、現時点では良いペースで走れていないと思うので、今晩の作業で明日に向た解決策を見つけなくてはなりません。タイヤの磨耗が激しかったのですが、他チームも同じようにタイヤに苦しんでいたようなので、日曜のレースはタイヤ戦略次第でさらにおもしろいレースになるかもしれません。(P2で)マックスになにが起こったのかは、(前を走っていたために)はっきり見えていません。次のアタックラップの準備をしていた時、フェルスタッペン選手が後ろから来ていると知らされたので、彼の邪魔にならないようさらにプッシュしていました。明日はP3もあるので予選結果を予想するにはまだ早いですが、今夜やるべきことはたくさんあるはずです。メルセデスとフェラーリと互角に戦えるかどうかは分かりませんが、チーム一丸となり最善を尽くして戦います。
マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
僕自身P1は悪くなく、マシンにもいい手ごたえを感じていました。傍から見ていると簡単ではないように見えたかもしれませんが、P2もマシンの感触はよかったです。P2でのアタックラップを最後までプッシュできずに終わってしまったのは残念でした。ピエールの後に続いた最終シケインで、アンダーステアでコース外のウォールまで出てしまいました。走行のチャンスが短くなってしまったのは残念ですが、走行中のペースは悪くありませんでした。もちろんよりいい状態を望んではいるのですが、この滑りやすいトラックはチームとしてあまり得意としていないと今日は感じました。しかし、ロングランでは悪くなかったと思うので、その点に関しては満足しています。今日のセッション中に走行を中断しなくてはならない時間もありましたが、明日のために調整できることは多いでしょう。特にライン上ではない場所ではコース上がとても汚れが多く、普段は一度も変えないバイザーを4、5回変えなくてはなりませんでした。少し回数が多すぎるので、明日にはコースのコンディションが改善されていることを願います。
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1カナダGP
P1は例年にも増して路面にほこりが舞い、グリップが低い路面状況下でセッションが行われた。
アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは3番手のマシンに0.035秒差に迫る4番手、ピエール・ガスリーは13番手、一方レッドブル・トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは14番手、ダニール・クビアトは18番手でP1を終えた。
P2ではマックス・フェルスタッペンがベストラップを刻んでいる最中に、最終シケインの「ウォールオブチャンピオン」にマシンをヒット。その後の走行時間を一部失う形となり、12番手のガスリーに次ぐ13番手でセッションが終了。レッドブル・トロロッソ・ホンダの2台もアストンマーティン・レッドブル・レーシングの2台に続く形でアルボンが14番手、クビアトが15番手というP2の結果になった。
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
今日はPUとしては4台ともに問題のない一日となりました。ただ、結果から見ると明日の予選、日曜のレースに向けてさらに改善するために、やらなければいけないことがたくさんあると感じています。ここからデータをきっちり見直し、さらに戦闘力を上げていければと思います。また、このサーキットを最初に訪れてから30年近くが経ちますが、今回のガレージ棟の改修により非常に働きやすい環境になりました。すばらしい仕事をしてくれた主催者の皆さんには感謝をしています。
アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
チームにとって、厳しい一日となりました。明日のために今夜は課題を持ち帰り、解決策を見つけだすために最善を尽くさなければなりません。マシンのバランスはそれほど悪くないのですが、いいペースがつかめていないので、その理由を見つけださなければなりません。これまでもシーズンの中でタフなセッションはありましたし、今日得たデータから明日のためへの解決策を見出すことができると信じています。
ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
今日のセッションは興味深い結果になりました。このサーキットではいつも、金曜の夜に予選日のために多くの作業が必要となります。ですので、今日のP1とP2から『なにが足りなかったのか」を明日のよりよい結果のために見出さなければなりません。小さいことが大きな違いにつながるので、他チームと比べて何が足りていないのかを今夜中に解明できれば明日は大丈夫でしょう。このサーキットは前回のように僕たちに合ったサーキットではないかもしれませんが、残りのレースウイークをよりよいものにできればと思っています。
ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
今日のフリー走行では多くのことをテストしましたが、現時点では良いペースで走れていないと思うので、今晩の作業で明日に向た解決策を見つけなくてはなりません。タイヤの磨耗が激しかったのですが、他チームも同じようにタイヤに苦しんでいたようなので、日曜のレースはタイヤ戦略次第でさらにおもしろいレースになるかもしれません。(P2で)マックスになにが起こったのかは、(前を走っていたために)はっきり見えていません。次のアタックラップの準備をしていた時、フェルスタッペン選手が後ろから来ていると知らされたので、彼の邪魔にならないようさらにプッシュしていました。明日はP3もあるので予選結果を予想するにはまだ早いですが、今夜やるべきことはたくさんあるはずです。メルセデスとフェラーリと互角に戦えるかどうかは分かりませんが、チーム一丸となり最善を尽くして戦います。
マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
僕自身P1は悪くなく、マシンにもいい手ごたえを感じていました。傍から見ていると簡単ではないように見えたかもしれませんが、P2もマシンの感触はよかったです。P2でのアタックラップを最後までプッシュできずに終わってしまったのは残念でした。ピエールの後に続いた最終シケインで、アンダーステアでコース外のウォールまで出てしまいました。走行のチャンスが短くなってしまったのは残念ですが、走行中のペースは悪くありませんでした。もちろんよりいい状態を望んではいるのですが、この滑りやすいトラックはチームとしてあまり得意としていないと今日は感じました。しかし、ロングランでは悪くなかったと思うので、その点に関しては満足しています。今日のセッション中に走行を中断しなくてはならない時間もありましたが、明日のために調整できることは多いでしょう。特にライン上ではない場所ではコース上がとても汚れが多く、普段は一度も変えないバイザーを4、5回変えなくてはなりませんでした。少し回数が多すぎるので、明日にはコースのコンディションが改善されていることを願います。
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1カナダGP