F1 ホンダ
ホンダのF1エンジンを搭載する4台がマシンがF1バーレーンGPの予選に臨み、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3列目のグリッドポジションを獲得した。

レッドブル・ホンダとトロロッソ・ホンダの両チームともに随所で良い走りを見せた予選セッションとなった。Q1セッションでは両チーム共に力強いパフォーマンスを見せ、4台全てのマシンがQ2へと進出。

しかしながらQ2ではダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)がチームのオペレーションミスもあり15番手となるなど、4台中3台が敗退となった。

ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)はあと0.055秒という僅かなタイム差で13番手となり、Q3への進出をギリギリ決めることが叶わなかった。

アレクサンダー・アルボンはトップ10に迫る勢いでトロロッソ・ホンダをリード。Q3進出を決めたキミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)に僅か0.042秒差に迫るラップタイイムで走行し、ピエール・ガスリーの1つ前のグリッドポジションを獲得した。

Q3への進出を決めたマックス・フェルスタッペンは1回のアタックのみで力強い走りを見せ、5番グリッドを獲得した。日曜の決勝は、長い1コーナーまで道のりをフェラーリとメルセデスのマシンの直後からスタートする。

田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「4台中3台がQ2で予選を終えたと言う点では、全体として厳しい予選だったと感じています。ただ、Red Bull Toro Rosso Hondaのルーキー、アルボン選手が2戦目で12番手を獲得するなど、ポジティブな部分もありました。また、Aston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペン選手がいつも通り力強いパフォーマンスを見せ、5番グリッドを獲得してくれたことは、明日につながる結果だと思っています。他の3台については難しい場所からのスタートになりますが、長いレースになりますし、全てのマシンが完走し、できる限り多くのポイントを獲得できるよう準備を進めます」

アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
「P3後、予選に少し出遅れてしまい、Q2へ進出するためにQ1は3周に賭けることにしました。それもあり、1度のみのアタックになりましたが、最終コーナーでミスをしてしましました。ライコネン選手(アルファロメオ・レーシング)とどれぐらい接近していたかはわかりませんが、僕がワイドに出てしまったせいでQ3へのチャンスを失ってしまいとても悔しいです。しかしこのレースウイークの調子に手応えを充分感じていて、予選までにこれだけ状態を整えられたことに満足しています。レースシミュレーションを視野にいれたP2では速さを感じましたし、今日得られたこともいくつかあるので、明日は効果的に活かせると思います。 オーバーテイクができるサーキットなので、ここでの明日の決勝がとても楽しみです!」

ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
「今日の予選は最高の結果とはなりませんでした。Q2の最終周を走りきることができなかったので、結果はどうだったかは分かりませんが、充分あったQ3進出へのチャンスを逃してしまったと思います。マシンになにかが足りないことは感じているので、それを解明する必要があります。Q2の最終アタックでどうするべきだったかは明確だったので、それを計画通り実行する機会がなかったことはとても残念です。充分に戦える状態だと思うので、明日の決勝に気持ちを切り替え、更に気合いを入れて決勝を戦いたいと思います」

ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
「レースウイークの序盤から、特にマシンのリア部分に苦戦していたこともあり、予選結果は理想的なものにはなりませんでした。改善しようと試みたのですが、なかなかしっくりこず、今日のような僅差の戦いでは、たった0.06秒の差でチャンスを失ってしまう結果となりました。全てを最善な状態に持っていくことが一番重要ですが、今日の予選ではそれは叶いませんでした。このサーキットはリカバリーも効くコースですし、マシンのポテンシャルはあるので、最大のパフォーマンスを引き出せるように方向を定めれば、充分に戦えるはずです。明日はさらにチーム一丸となって戦い、ポイントを獲得し、今日の結果よりも上位でレースを終えたいと思います。ルクレール選手(フェラーリ)の初めてのポールポジション獲得は、彼のこのレースウイークで見せていた速さでは納得の結果だと思います。おめでとうございます!」

マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
「このレースウイークはマシンのバランスに少し苦戦していて、特にソフトタイヤでの走行時が難しいと感じていました。 予選ではシフトダウン時にオーバーステアが出てマシンがスライドしてしまい、コーナーへのアプローチやマシンのバランス感覚を掴むことができませんでした。Q3の唯一のアタックラップは『完璧』か『ゼロ』のどちらかであり、僕としてはできることは全て出し切った1周だったと思います。もちろんフェラーリとメルセデスの後ろからスタートするのは満足していないことですが、Q1とQ2ではいい手応えが感じられなかったのにQ3に進出し5番グリッドを獲得できたことに満足しています。このレースウイークはミディアムタイヤを装着してのロングランに手応えを感じているので、明日の決勝レースではもっといい戦いができ、面白いレースになると思います」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1