F1 ホンダF1
ホンダは、2019年のF1世界選手権に向けた1回目のプレシーズンテストの2日目を迎えた。

テスト2日目は、スクーデリア・トロ・ロッソがアレクサンダー・アルボン、レッドブル・レーシングはピエール・ガスリーが走行を担当した。2人とも各チームでの初走行となり、特にアレクサンダー・アルボンについてはF1マシンでの初のセッションとなった。

そのアレクサンダー・アルボンは、走行開始直後に温まりきっていないタイヤの影響でスピンを喫しほろ苦い公式セッションデビューとなったものの 、その後は順調に走行を重ね、最終的には2日目に走行したドライバーの中で2番目に多い132周を走りきった。

レッドブル・レーシングのピエール・ガスリーも順調にプログラムを消化していったが、セッション終了まで約1時間半を切ったところでコースアウトを喫し、マシン後方からバリアにヒット。残念ながらその時点で走行終了となった。

3日目となる2月20日(水)、トロロッソはダニール・クビアト、レッドブルはマックス・フェルスタッペンという初日に走行を担当した2人がステアリングを握る。

田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日は2チーム合計で224周のラップを重ねることができました。昨日入手したデータの解析結果も踏まえ、PUとしてはさらなるデータ設定を継続しました。また、両ドライバーともに各チームでの初めてのセッションになりましたが、彼らのドライ ビングスタイルに合わせたPUの最適化を進めています。特にF1での始めての公式走行となったToro Rossoのアルボン選手にとっては132周以上を走行し、多くのことを学んだ一日になったと思います」

ジョディ・エジントン (スクーデリア・トロ・ロッソ 副テクニカルディレクター)
「アレックスにとっては、今日が初めての本格的な走行だったので、実りある、楽しい一日になったのではないかと思います。インスタレーションで起きた小さな問題は、彼のせいではないですし、気温が低い難しいコンディションの中でしたが 、走り出せばすぐにマシン、コースコンディション、タイヤの感触をつかんでくれました。こうした経験もあり、アレックスはどんどん自信を深めていき、かなりの周回数を走行してプログラムをすべてこなしてくれました。PUは今日も一日中スムーズ で、我々はマシンの挙動に関わる重要なテストアイテムの検証を多くすることができました。これによって、短中期的に解析していくべき内容の方向性が明確になりました。引き続き、優先事項は、マシンのさまざまな部分の特性を把握するとともに 、並行して走行距離を蓄積していくことです。したがって、現時点でのパフォーマンスレベルはそこまで注視していませんが、今日の向上具合には満足しています。明日はダニールが再び走行し、アレックスの作業を引き継いでテストを継続します。 2019年型パッケージについての理解を深めていくのが楽しみです」

ギヨーム・ロケリン (レッドブル・レーシング レースエンジニアリング責任者)
「ピエールのスピンについては、データ収集のためにショートランを繰り返している中で起こってしまいました。このラップでは、スピンするまで非常に速いペースで走っていたので、これで彼も限界がどこか分かったと思います。彼は満足して いないでしょうが、大失敗というわけでもありません。これによって、今夜少し作業が増えますが、明日の準備もしっかりとしていきます。ピエールは、いい初日を迎えたと思います。今朝の目標は、ピエールがマシンの感触をつかみ、タイヤの感覚 を理解するために、走行距離を確保することでした。同じタイミングでいくつかの項目に関するテストも進めていましたが、基本的には全てピエールが快適に走行できるようにするためのものです。午後には目的をデータ収集に切り替えて、スピンで セッションを終えるまではショートランを行っていました」

アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
「今日は人生で最高の一日と言っても過言ではありません。本当にいい一日でした。最初は、自分に『午前中はスピンしてはいけない』と言い聞かせてスタートしたのですが、懸念したとおりになってしまいました。路面温度が低く、スロー走行 するとタイヤが冷えてしまうのでスピードを落とすことも出来ませんし、挙動が予測しづらく、まるで氷の上を走っているようでした。リズムをつかめてからはスムーズに走行できるようになり、問題も全く起きませんでした。その後スピンを喫した ことはあったものの、マシンの限界を探っている中で起こったものです。水曜日にフィルミングデーで数周走行したので、F1マシン初走行というわけではありませんし、シミュレーターでの経験も多いので、マシンがどのように動くかは頭に入っていま した。しかし、このマシンでの高速走行の経験はすごく新鮮で、いい刺激を受けて大いに楽しむことができました。マシンを降りても笑顔のままでいますが、明日までずっとこの気持ちが続くのではないかと思います」

ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
「今日はいい一日でした。ウインターブレイクが明けてまたコースへ戻ってこられてうれしかったです。マシンの感触はよく、快適に走ることができて、90周以上を消化しました。午後には、プッシュした走行中にターン10でコースアウトを喫しま したが、これは加速をしながら5速へシフトアップした際にリア(のグリップ)を失ってしまったことによるものです。これによってラスト1時間の走行ができず、もったいないことをしてしまいました。それを除けば、多くのことをテストできて、情報収集 がはかどり、いいポテンシャルがあることが分かりました。もちろん、残り6日間のテストでやるべきことは多くありますが、僕にとっては最高の初日となりました」

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カテゴリー: ホンダF1 | レッドブル | トロロッソ