F1 ホンダF1 トロロッソ・ホンダ カナダグランプリ
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第77戦 カナダGPでトロロッソ・ホンダの2台にエンジンパフォーマンスを図った新しいパワーユニットを投入することを明らかにした。

今年、トロロッソと新たなパートナーシップを開始したホンダF1は、2018年型F1エンジン『Honda RA618H』では昨年と同じコンセプトを維持して、進化させることを決断。より細かなディテールに集中し、相関ツールのクオリティを進歩させることに焦点を当てていた。

21戦のカレンダーで3基のエンジンを使用できる今年、ちょうどシーズンの3分の1となるタイミング、そして、ロングストレートを有するジル・ヴィルヌーヴ・サーキットが舞台のカナダGPではホンダが新スペックのパワーユニットを投入すると以前から噂されてきたが、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は2台のマシンに新しいパワーユニットを投入することを認めた。

今回のアップグレードでホンダはICE(内燃エンジン)のパフォーマンス向上に照準を定めたと田辺豊治は語る。

「今回のカナダGPには主にICEのパフォーマンス面での向上を図り、新しいパワーユニットを2台のマシンに投入します」と田辺豊治はコメント。

「ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは長いストレートを有し、フルスロットルの頻度が60%を超えるサーキットです。また、ストレートのあとには低速コーナーが控えており、その立ち上がりでのドライバビリティも重要になります。こういった背景からパワーユニットが一つのキーとなるため、伝統的にチームが新しいエンジンを投入するグランプリにもなってきました」

エネルギーマネジメントや燃費についても簡単なサーキットではありませんが、セーフティーカー導入などに合わせて臨機応変に対応し、いい結果を残せるよう、レース全体をマネジメントしていきたいと思います」

一部報道では、ホンダの新スペックのパワーユニットは40馬力のパワーアップがなされているとされている。また、来季のエンジンサプライヤーをまだ決定してないレッドブル・レーシングは、カナダGPでホンダとルノーのアップグレードによる改善具合を比較するとしており、注目のグランプリとなりそうだ。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1カナダGP