F1 本田技研工業 トロロッソ 2018年のF1世界選手権
ホンダF1は、バーレーンGPで発揮した競争力をより定期的に生み出す方法を理解するためにトロロッソと協力して序盤戦のパフォーマンスを分析していくことを計画している。

オーストラリアで厳しいスタートを切った後、トロロッソはバーレーンで4番手に速いチームとなり、ピエール・ガスリーが印象的な走りで4位入賞を果たした。

パーレーンでは新しい空力パッケージが導入され、シャシーとパワーユニットの両方で改善が見られたが、中国でのマシンは競争力に欠け、ポイントを獲得することができなかった。

「中国の結果はトロロッソ・ホンダのパッケージから来たものだと思っています」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は Racer にコメント。

「シャシー側からなのかパワーユニット側からなのかどうかはわかっていません」

「ですから、我々は理解する必要がありますし、原因を調査していく必要があります。中国で何が起こったのか、またバーレーンで何が起こったのか、なぜ中国でそれが起こったのか、なぜバーレーンでそれが起こったのかを分析する必要があります。その後、今後にむけての計画を立てていくことになると思います」

ホンダは、オーストラリアGPでピエール・ガスリーのMGU-Hに問題が発生したことで対策を講じなければならなかったが、田辺豊治は次の2レースではパワーユニットは問題なく走っていたと語る。

「これまでのところ、データに問題は確認されていません。メンテナンスのためにHRD Sakuraにハードウエアを送り返し、ハードウエア自体を調査してきます。データ面では懸念はありません。現時点でMGU-Hのアップデートには満足しています」

ポジティブな変化にも関わらず、田辺豊治は、中国のフリー走行3回目にダニエル・リカルドのレッドブルに搭載されているルノーにターボの故障が発生したことは、ホンダは信頼性に関してリラックスすることはできないと語る。

「1台のICEが3レース、もう1台のICEが2レース、そして、MGU-Hは2レースを走行しています。まだそのコンポーネントは2~3レースを走っただけです。現状では信頼性にはあまり信頼していませんが、予期せぬ状況は発生するものですし、慎重になる必要があります。あまり満足しすぎることはできません」

「ルノーの故障が発生したことはとても気の毒に思います。今後、我々にも同じことが起こる可能性はあります。どうなるかはわかりません。ですが、レギュレーションはレギュレーションですし、我々はそれに従わなければなりません。難しいですが、全てのメーカーが信頼性のためのそのレギュレーションに従っています」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / トロロッソ