マクラーレン ホンダF1 日本グランプリ
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介とマクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、マクラーレン・ホンダのF1日本グランプリの予選を振り返った。

マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソがQ3進出を果たして10番手、ストフェル・バンドーンはわずかな差でQ3を逃して11番手で予選をフィニッシュ。

だが、フェルナンド・アロンソはパワーユニット交換による35グリッド降格で最後尾からスタート。一方のストフェル・バンドーンは、9番グリッドに昇格。新品タイヤでスタートする最上位のドライバーとなる。

ホンダF1の長谷川祐介は「昨日からの雨も止み、今日はドライコンディションでの一日となりました」とコメント。

「今日の予選では、2台ともにいい走りをみせ、フェルナンドは見事Q3進出を果たしました。ストフェルは惜しくもQ3に届きませんでしたが、11番手と言うことで、明日に向けていいポジションを確保できたと思います」

「フェルナンドのパワーユニットについては昨晩の作業の中で見つかった油圧系の問題により、新たなパワーユニットに交換して今日のセッションに臨みました。そのため、明日の決勝はペナルティーにより最後尾からのスタートになります。マクラーレン・ホンダとしての最後のホームグランプリでペナルティーを受けることは本当に残念です」

「ただ、今週末は2台ともいいセッティングができており、明日もいい走りをみせられると考えています。ストフェルは昨年のスーパーフォーミュラの鈴鹿ラウンドで優勝をしており得意としているサーキットですし、フェルナンドも後ろからの追い上げをみせてくれることを期待しています。明日のレースは最後まで全力を尽くしますので、温かいご声援をよろしくお願いします」

マクラーレンのエリック・ブーリエは「両ドライバーがトップ10周辺のポジションをかけて戦う姿を目にするのは、いつでも励みになる」とコメント。

「これは、トップ10入りを目指して、我々が今年遂げた進化を表すものだ。また、両ドライバーのラップタイムにほとんど差がないことにも、満足している。Q2の最後の時点で、フェルナンドとストフェルのタイム差はわずか0.029秒だった。2人がコース上でマシンの実力をほぼ最大限に出しきっていることは明らかだ」

「ストフェルは9番手からスタートするにもかかわらず、スタート時のタイヤを選択できるというメリットがあり、明日のレース戦略を考えるにあたって有利な状況だ。ストフェルは週末を通して非常にいい走りをしており、これは彼の速さを示すものだ」

「一方のフェルナンドは、35グリッド降格ペナルティーを受けるため、予選でできることは限られていた。それでも10番手というポジションは、我々全員にとってうれしい結果だった。明日は最後尾からのスタートになるが、鈴鹿では以前にも最後尾からスタートし、驚異の速さで人々を魅了したことがある。従って、最後尾というポジションであっても、明日も同様の展開となる可能性はまだ十分にある。ここでは、どんなことでも起こり得る」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1日本GP