ホンダF1チーム(ヨーロッパGP初日)
ホンダは、F1ヨーロッパGP初日のフリー走行で、ジェンソン・バトンが3番手、ルーベンス・バリチェロは20番手だった。

ジェンソン・バトンは、トップタイムからわずか100分の7秒差の3番手タイムを記録。

一方、ルーベンス・バリチェロは、ブレーキに問題を抱え、最下位となる20番手タイムで初日のセッションを終えた。

ジェンソン・バトン
フリー走行1回目 17番手 1分42秒460
フリー走行2回目 3番手 1分39秒546
「シミュレーターで経験し、昨日は歩いてトラックを近くから眺め、ついにバレンシアの市街地コースを走ることができて良かった。午前はグリップの低さに悩まされたが、それは誰にも同じことだと思った。トラックはとても汚れていて、ラインを外れれば、タイヤはあっという間にゴミだらけになってしまう。そのせいで、安定したパフォーマンスを保つのは難しかった。午後にはマシンにたくさんの変更を施し、これが正解だとわかったし、たくさんの有益な情報を得て、今晩見直すことができる。最後にオプションタイヤ(ソフト側のタイヤ)でアタックを決められて良かった。今夜、もっとマシンを進歩させて、明日の予選に十分な戦闘力を持って臨むことができることを期待している。」

ルーベンス・バリチェロ
フリー走行1回目 11番手 1分41秒830
フリー走行2回目 20番手 1分41秒377
「ここバレンシアの新しいサーキットは印象的で、グリップレベルは一日を通して良くなっていき、ラップタイムも次第に速くなっていった。午前はいいセッションとなり、マシンのバランスは非常にいいと感じていた。しかし、午後にはまったく違うマシンに乗っているような感覚だった。このセッションのために、いくつかのパーツを変更したが、それが不運にもマシンパフォーマンスに深刻な影響を与えた。ブレーキに懸念があり、あれ以上進展させることはできなかった。今夜、この問題を解決できると信じているし、明日の予選に向けて速さを取り戻せると思っている。」

スティーブ・クラーク レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
」新しいサーキットであるためにトラックはとても汚れていて、路面状況が変わっていくにつれて方向性はどんどん変わり、マシンバランスは変化し、タイヤの挙動も異なっていった。また、最適なダウンフォースレベルなど、未知のこともいくつかあり、ドライバーたちはレーシングラインを探っていた。さらに、ブレーキが正しく作動するようにするのも課題だった。グリップを得るためにやるべきことは多く、できるかぎり早くそれを達成しなければならない。幸運なことに、われわれのドライバーは2人とも経験豊富であるため、この課題を克服してくれるだろう。ジェンソンは明らかに良い走りをして、非常に競争力があるように見えた。ルーベンスはブレーキにいくつか問題を抱え、修正する時間が十分になかったため、そのままセッションを過ごした。この問題が解決できれば、きっとこれからの週末で2台のマシンが接戦を繰り広げるだろう。これまでのところ、われわれはここバレンシアで良い仕事をしてきたと思う。しかし、他のチームにも同じような成果があったに違いない。3週間のF1休暇中に、トラック外では懸命な作業に励んできた。最近の開発にみがきをかけることで成し遂げてきた、われわれの進歩が、実を結びつつあるように思う。」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1