ホンダ・レーシングF1チーム
ホンダは、F1ドイツGPで、ジェンソン・バトンが13番手、ルーベンス・バリチェロが14番手だった。

初日は朝から断続的に雨の降る、あいにくの天候となった。それでも午前中のフリー走行開始ごろには雨もやみ、約1時間後にはドライタイヤでの走行が可能になった。このセッション、バトンが12番手、バリチェロは16番手だった。

午後は薄日のさす天気となり、路面は完全にドライとなった。気温も22℃まで上がったが、路面温度は25℃と、依然低いままだ。Hondaの2台は午後、タイヤ比較を中心に走行した。

序盤、周回を重ねるものの、なかなかタイムが伸びない。それでも残り30分を切り、バリチェロ、バトンは、12番手、13番手のタイムをマーク。最終的にはバトン13番手、バリチェロ14番手だった。

ジェンソン・バトン
フリー走行1回目 12番手 1分17秒131
フリー走行2回目 13番手 1分16秒542
「慌しかったが、収穫のあるフリー走行だった。プライム(ハード側)とオプション(ソフト側)のタイヤ評価に加え、どちらのセッションでも、バランスとセットアップに進歩がみられた。まだバランスについて、完全に満足しているわけではないので、予選に向けて作業を続ける」

ルーベンス・バリチェロ
フリー走行1回目 16番手 1分17秒500
フリー走行2回目 14番手 1分16秒677
「午前のセッションでは、満足のいくマシンバランスを見つけることができたものの、午後は残念ながら苦労した。マシンは、午後、気温がやや高くなったことでグリップがかなり不足し、特にリアは不安定だった。この問題を解決すべく、セッション中は奮闘した。走行しやすいセットアップを見極めるため、今夜はたくさんやることがある」

スティーブ・クラーク レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア
「先週のテストよりも、ここ数日で降った雨のために、グリップがかなり減っていた。これにより、テストのときにははっきりとしていなかった問題が起き、ブレーキングの安定性とトラクション不足が、今日の我々の最大の問題だった。グリップ不足ではライバルたちより苦戦したかもしれないが、間違いなく、こういった状況に陥っているのは我々だけではない。トラックがこれからよくなっていくので、このことが、我々のパフォーマンスに反映されると期待している。いつも通り、今夜もすべてのデータを分析し、明日のマシン改善に備える。ルーベンスのハンドリングに起こった問題はすでに理解できていて、今夜中に修正できるはずだ。変わりやすい天候がこれからの週末のひとつの要素となりうる。シルバーストンのレースでそうだったように、我々はウエットで最高の結果をもたらしてきた」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1ドイツGP