ルイス・ハミルトン 愛犬ロスコー死去にF1界から追悼の声
7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンが、愛犬ロスコーの死を公表した。12歳のブルドッグは肺炎を患い、4日間の生命維持治療を経て9月28日にハミルトンの腕の中で息を引き取った。ハミルトンは「彼は最後まで戦い続けた。人生を共にできて本当に光栄で感謝している」とSNSで綴り、「彼は今ココと一緒にいる」と感情を込めて投稿した。ココは2020年に急逝したもう一頭の愛犬で、ハミルトンは再会を信じている。

ハミルトンはロスコーを2013年に迎え入れ、翌年にココも家族に加わった。両犬はハミルトンのキャリアを通じてF1パドックにもたびたび姿を見せ、ファンからも親しまれてきた存在だった。

F1界と関係者からの追悼
ハミルトンの悲報に、F1界全体が哀悼の意を示している。現チームメイトのシャルル・ルクレールは赤いハートの絵文字を添えてインスタグラムに反応。元メルセデスの僚友ジョージ・ラッセルも「本当に残念だ」とメッセージを寄せた。ハースのエステバン・オコンはXで「僕たちはみんな君を思っている。ロスコー、安らかに」と記した。

メルセデス公式アカウントは「ロスコーは出会った人々に喜びをもたらした。彼は我々の家族の一員として永遠に記憶される」とコメント。フェラーリ、マクラーレン、レッドブルといったチームもSNSで哀悼の意を表した。さらにF1公式アカウントは「ロスコーは世界中のファンに笑顔を届けた」と投稿した。

FIAや意外な人物からのメッセージ
F1統括団体FIAも「ロスコーの訃報に深い悲しみを覚える。ルイスに心からお悔やみを申し上げる」と公式コメントを発表。ハミルトンとFIAは過去にジュエリーバンや2021年アブダビGPを巡って対立した経緯があるが、この悲しみの前では立場を越えた連帯が示された。

また、かつて辛辣な批評で知られた元『トップギア』司会者ジェレミー・クラークソンも「本当に残念だ。地獄のようだ」とハミルトンの投稿に応じた。

ルイス・ハミルトンとロスコー

パドックの象徴的存在の喪失
ロスコーは直近では7月のイギリスGPにも姿を見せ、ファンステージにも登場していた。パドックに笑顔を届けた存在の死は、多くのファンと関係者にとっても大きな喪失となった。

ハミルトンにとって困難なフェラーリでのシーズンに追い打ちをかける悲報となったが、世界中から寄せられた追悼と共感のメッセージが彼を支えている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ