ルイス・ハミルトン フェラーリF1との後半戦に決意「困難でも前に進み続ける」
フェラーリ加入初年度を苦しいシーズンとして過ごしているルイス・ハミルトンが、F1夏休み明けを前にSNSで決意を表明した。

今季のハミルトンは、フェラーリのSF-25に数多くの問題を抱え、通常の基準からすれば不本意な結果に沈んでいる。唯一の勝利は中国GPのスプリントでのもので、フルレースでは未だ表彰台に立てていない。これまでの最高成績は4位が4回にとどまる。

チームメイトのシャルル・ルクレールに太刀打ちできず、前戦ハンガリーGPではQ2敗退を喫し、予選後には「役立たずな走りだった、ドライバーを替えるべきだ」とまで発言。ルクレールが同じマシンでポールポジションを獲得したこともあり、落胆ぶりが際立った。

さらに、40歳という年齢もあり、元F1代表バーニー・エクレストンからは後任候補の名前が挙がるなど、現役続行に疑問符がつく状況に置かれている。

ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリハミルトンは今季未だ表彰台なし、中国スプリントで唯一の勝利

しかし、オランダGPを前に自身のInstagramに投稿したメッセージでは、新たなモチベーションを取り戻した様子を示した。

「この時間に本当に感謝しているし、休養と充電の機会を得られたことがありがたい。瞑想して考えることがたくさんあった。僕たちは誰もが、個人的にも世界的にも多くの困難に直面している。だからこそ、真実と愛の光を受け入れ、自分自身を大切にすることが重要だ。そうすれば他者をより良く支えることができる」

「目を背けてはいけない。困難なときでも前に進み続けなければならない」

フェラーリは、この数戦で成績低迷の原因とされるフロアとリアサスペンションを改良し、ザントフォールトから戦闘力の回復を狙う。ハミルトンは現在、ドライバーズランキング6位(109点)につけており、5位ルクレールとの差は40点となっている。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ