ルイス・ハミルトン フェラーリF1移籍「年配の白人男性からの批判が原動力」
ルイス・ハミルトンは、スクーデリア・フェラーリでデビューシーズンを迎えるにあたり、自身のキャリアについて「年配の白人男性」から受けた批判が今でも原動力になっていると語っている。

40歳のルイス・ハミルトンは、F1で19シーズン目を迎えるにあたりスクーデリア・フェラーリに移籍した。今週、タイム誌とのインタビューで、このスポーツ史上唯一の黒人ドライバーであり、7度の世界チャンピオンに輝いたハミルトンは、元F1ボスであるバーニー・エクレストンなどから寄せられた移籍に対する批判を一蹴した。

「僕は常に否定的な意見を歓迎してきた」とハミルトンは語った。

「僕のキャリアについてコメントし、僕がどうすべきかについて意見するような、年配の、つまるところ白人男性には、決して返事をしない。自分がどう見られるか、自分をどう表現するか、自分がどうパフォーマンスするかによって、そうした考えは徐々に消えていく」

ルイス・ハミルトンは、新シーズンに向けたプレシーズンテスト最終日の昼休みにメディアの取材に応じた。その席で、彼は批判についてさらに強く主張し、これまでのキャリアで受けた否定的なコメントは、新たな章に踏み出す今も自分の中に残っていると語った。

「その記事を読む時間はなかったけど、非常に良い内容だと聞いている」とハミルトンは語った。

「当然ながら、僕たちのスポーツでは批判は誰にでも浴びせられるものだ。おそらく僕はこれまでのキャリアを通じて、より多くの批判を受けてきたけど、ただひたすら自分のやるべきことに集中している」

「僕は日々成長している。間違いを犯すこともある。僕は人間だ。でも、僕が誇りに思っているのは、やる気と集中力があること、自分が間違っていると認めることができること、そして明日にはもっと良くなれるとわかっていることだ。僕のキャリアについて、この12か月だけでなく、これまでにも批判的なコメントがいくつかあったけど、それは僕にとってまったく問題ではない。僕はそれを燃料として使っている」

タイム誌のインタビューでは、フェラーリの有名なバッジを意識した黒馬とポーズを取るハミルトンの写真撮影がフィーチャーされた。

「その撮影のアイデアを考えたのは僕だ。本当に誇りに思っている。キャリア初の写真撮影を監督した。仕上がりにとても満足している」とハミルトンは語った。

ハミルトンのフェラーリデビューは、3月16日のオーストラリアグランプリとなる。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ