ハミルトン 2025年までF1エンジニアと関係を構築できないのは「厳しい」
ルイス・ハミルトンは、長年レースエンジニアを務めてきたピーター・「ボノ」・ボニントンが「自分の兄弟のような存在」だとして、来季はイタリアチームに同行することを期待していた。
しかし、ピーター・ボニントンはメルセデスのレースエンジニアリング部門のトップに昇進し、シルバーアローに残ることになった。
ルイス・ハミルトンとメルセデスとの契約条件により、契約が切れる今年いっぱいまでは、新しいチームと技術的な話し合いを持つことはできない。したがって、ハミルトンは、フェラーリで新しいF1レースエンジニアと関係を築くのを2025年まで待たなければならず、大きな影響を与える。
今週末のオランダグランプリを前に、ルイス・ハミルトンは、ボニントンがメルセデスに残る理由を理解しているとしながらも、1月から新しい関係をゼロから築くのは「厳しい」と認めた。
「彼がフェラーリに移籍することを期待していたか？ もちろん彼とは一緒に仕事を続けたいと思っていた。 僕らは素晴らしい関係だ。 彼を愛しているし、兄弟のような存在だ。 でも、彼が移籍することを本当に本当に嬉しく思っている」
「僕としては、人々が自分にとって最善のことをしてくれることを願うだけだ。荷物をまとめて去っていくのは、想像するしかない。彼と彼のパートナーの問題ではない。2人とも影響を受けるので、彼にとって正しいことをしなければならない」
「彼が僕と一緒に移籍するというのはありえないシナリオだと思っていた。なぜなら、それは彼の人生において劇的な変化だからだ。しかし、チームの僕たちが彼のキャリアパスを認め、変化をもたらすことで、彼がさらに成長できることを本当に嬉しく思う。いずれにしても、僕たちは永遠に家族だ」
「そのことについては話し合ってきたし、とにかく最高の形で終えたいと思っている」
新しい契約がスタートする1月まで、新しいレースエンジニアと話すことはできないかと尋ねられたハミルトンは、その通りだと認め、次のように付け加えた。
「厳しい。本当に厳しいことだけど、新しい職場に移る人なら誰でも同じことだと思う。来年は非常に重い荷物を抱えてのスタートになる」
ルイス・ハミルトンは長いF1キャリアの中で、ほんの一握りのレースエンジニアとしか仕事をしたことがないため、フェラーリはハミルトンのガレージ側を監督する人物を決定する必要がある。
ハミルトンは「一緒に仕事をして気が合う人物で、最終的に関係を築き、信頼できる人物でなければならない」と語る。
「だから、次の人については、発見のプロセスになるだろう。うまくいくかどうかはかなり早い段階で分かるだろうし、コミュニケーションの問題だと思う」
ピーター・ボニントンが移籍するという見方が否定されたため、ハミルトンは、メルセデスからフェラーリに移籍する他の人物がいるかどうかについても尋ねられた。
「僕の知る限りではいない。そこには過去に一緒に働いたことがある数人の人物がいる。かなり前に去った人物もいるので、僕は彼を知っている。僕が知っているのは主に、[フェラーリ代表]フレデリック・バスールを通じてだ」
カテゴリー： F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ / メルセデスF1
