F1噂話:ルイス・ハミルトンはメルセデスF1に抗議撤回を要求していた
ルイス・ハミルトンは、F1アブダビGPの決勝でワールドチャンピオンを獲得できなかった後、メルセデスF1に抗議を撤回することを要求していたという。

F1アブダビGPの決勝は、終了間際のセーフティカー時の周回遅れのマシンの処理が論争を呼んだ。一度はマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンとの間の周回遅れのマシンをそのままにしておくと伝えられたが、数周後、周回遅れのマシンはアンラップするよう指示された。

そして、ファイナルラップでレースは再開。セーフティカー前には12秒差をつけられていたマックス・フェルスタッペンだが、新品のソフトタイヤのアドバンージを生かし、30周以上走ったハードタイヤのルイス・ハミルトンをターン5で仕留めて逆転優勝を飾った。

メルセデスF1は、周回遅れのマシンの処理とセーフティカーの後ろでマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンの前に出ていたとい2点を抗議。

F1レースディレクターのマイケル・マシは、セーフティカーの後ろでレースを終わらせたくなかったと認め、スチュワードは「レースが“グリーン(セーフティカー下ではない)”な状態でフィニッシュすることが非常に望ましいことはすべてのチームによって長い間合意されていた」と述べた。

だが、その目標を達成するために、周回遅れだった8台ではなく、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの間にいた5台だけがアンラップすることを許可されたことは疑問視された。

f1maximaal.nl は、レース後にレッドブルとメルセデスがそれぞれ休憩を挟んでスチュワードを2回別々に訪問している進展を実況。

その休憩中に“イングランドのレース界の情報源”からの噂として、ルイス・ハミルトンが「フェルスタッペンとレッドブルに対する抗議を撤回するように(トト)ヴォルフに依頼したい」と伝えた。

だが、ルイス・ハミルトンの願いは叶わなかった。メルセデスは法廷弁護士のポール・ハリスQCを連れてスチュワードルームに向かった。

その噂が発表されてから45分後、FIAはセーフティカー下での追い越しに関する抗議が却下されたことを発表し、さらに40分後にはもう1つの抗議も却下された。

まだこの問題は終わりではない。メルセデスF1は上訴の移行を表明し、96時間の猶予、つまり木曜までに上訴を行う必要がある。

ルイス・ハミルトンは、レース後にパルクフェルメへ向かう途中の無線で「これは操作された」と失望を露わにしていたが、しばらくマシンに座って心を落ち着けた後、マックス・フェルスタッペンの元に駆け寄ってハグをし、新F1ワールドチャンピオンを祝福している。



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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / F1アブダビGP