ルイス・ハミルトン、批判に動じず「環境のためにやれることをやるべき」
ルイス・ハミルトンは、環境への配慮を促した自身の発言に批判があることを気にしていないと語り、2019年末までにカーボンニュートリーなライフスタイルに変えていくつもりだと語った。

ルイス・ハミルトンは、しばしば気候変動と環境のためにソーシャルメディアでキャンペーンを行っているが、先週、Instagramに投稿した“人々が全く環境を気に掛けていない”“全てを諦めてしまいた気分だ”という投稿は波紋を呼んだ。

F1メキシコGPの記者会見でもその話題となった。自身の投稿とそれに対する反応について質問されたルイス・ハミルトンは、ソーシャルメディアにおける自分の影響力を有効に活用しようとしているだけだと語った。

「僕のソーシャルメディアの使い方について多くの人が様々な意見を言っているけど、結局のところ、それは僕のプラットフォームにすぎないと思っている。僕たち全員が声を持っている。ここにいるみんなも世界中のみんなもね。それをどう選択してどう利用するかだと思う」とルイス・ハミルトンはコメント。

「簡単なことではない。僕たちが世界中を旅しているのは確かだし、F1マシンでレースをしているからね。僕たちのCO2排出量は同じ都市に住んでいる平均的な住宅所有者よりも明らかに高い。でも、だからといってポジティブな変化になり得る発言を恐れるべきではないと思う」

「僕は常に自分が世界に影響を与えて改善できることに目を向けているし、何ができるかを考えている。時間をかけてどんどん強く認識するようになった。それにはしばらく時間がかかる。応急処置でどうにかなるようなものではない。引き起こされる結末を理解するには時間がかかる」

「教育の問題だと思う。僕はその一部を強調しようとしているだけだ。人々がそれらについて調べることを選ぶかどうかは彼ら次第だけど、ポジティブな影響を与えられないと思ったら発言しない。

さらに、ルイス・ハミルトンは、2019年末までにカーボンニュートラルな生活に変化することを考えていると説明。CO2排出を減らすためにすでに実行してきたことを説明した。

「生活の変化に関しては、今年の終わりまでにカーボンニュートラルにしていくつもりだ。僕のオフィスの人、それだけではなく、僕の家に入る人たちには絶対にプラスチック製品を買わせない。デオドラント、歯ブラシなど、全てをリサイクル可能なものにしていきたいと思っている」

「僕のパーソナルスペースではできる限りのものを変えようとしている。1年以上前にジェットを売ったことは話したと思う。今は飛行機に乗る時間もかなり減った。1年を通して利用を少なくしようとしている。ほとんどは商業的なフライトだ。それは僕の習慣の大きな変化だ。必要のない旅行も避けている。今はだいたいイギリスで家族と過ごし、休日もどこかに出掛けるのではなく、ベッドフォードシャーの家で家族と一緒に過ごしている」

「ご存じのとおり、食生活もビーガンに変えた。それはかなり劇的な変化だ」

「例えば、家では電気自動車のスマートに乗り始めた。ハイブリッドではなく、電気で動くものだ。所有していた車は何台か売却した。いくつかは大好きな車だし、手に入れるために仕事を頑張って買ったものなので売りたくないのもある。でも、正直、そんなに乗ることはない。他にも、幸運なことにメルセデスから世界中で何台か提供してもらえる。例えば、アメリカでは3台のメルセデスを所有しているけど、それを返してEQCに変えてもらった」

「ロンドンではマイバッハを所有しているけど、それも変えようと思っている。来年の終わりまでにはハイブリッドが出るはずだ。マイバッハは大好きだ。でも、今は僕が戦っているものには合わないので、EQCかハイブリッドに変えなければならないだろう」

「僕は常にいろいろなものを変えている。応急処置はないし、短い期間で達成できることではない。でも、僕は自分がそういう変更をしていることをポジティブに感じているし、周りの人たちにもやってみてほしいと勧めている」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / F1メキシコGP