ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスのサポートに感謝
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ハンガリーGPでの彼の勝利を“サポート”したチームメイトのバルテリ・ボッタスを称賛している。

F1ハンガリーGPでは、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンがリードを築いていく一方で、2番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタスは、レースの大部分を2番手で走行し、フェラーリ勢を抑え続けた。

キミ・ライコネンをカバーするために予定よりも早めにピットインしたバルテリ・ボッタスは、レース終盤にタイヤのデグラデーションが酷くなり、2番手を座を失った。その際、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と接触してマシンにダメージを追い、さらにはダニエル・リカルド(レッドブル)とも接触して5番手でチェッカー。レース後にリカルドとの接触の責任を問われて10秒加算ペナルティを科せられたが、なんとか5位に留まった。

そんなバルテリ・ボッタスの走りをメルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは“完璧なウイングマン(サポート役)”だったとの表現で称えたが、それがバルテリ・ボッタスは「“ウイングマン”という言葉は傷つく」と発言・ボッタスが“ナンバー2”であることを示唆しているとして論争となり、後に釈明する事態となった。

「我々のチームにはナンバー1もナンバー2もない。純粋に今日の彼のレースについて言っただけだ」とトト・ヴォルフはコメント。

「ウイングマンという言葉は彼を正当に評価する言い回しではなかったかもしれない。彼は素晴らしいレースをして、ルイスがリードを広げるのを助けた。「バルテリはメルセデスに加入して以来、ここまででベストのレースをしたと思う」

一方、今回の勝利でセバスチャン・ベッテルとのポイント差を24ポイントに広げたルイス・ハミルトンは、自信のInstagramでバルテリ・ボッタスなしでは勝利は成しえなかったと強調した。

「やっと落ち着いた。バルテリ・ボッタスに感謝し、称賛を送りたい」とルイス・ハミルトンはコメント。

「彼の素晴らしい走りがなければ、今日のチームの勝利はなかったかもしれないし、終盤にはかなり厳しい戦いになっていただろう。でも、彼のファイト、彼が助けてくれたおかげで、チームとしてフェラーリよりも3ポイント多く勝ち取れることができた」

メルセデスは、コンストラクターズ選手権でフェラーリに10ポイント差のリードを築いて夏休みを迎える。

「忘れてはいけないのは、チームにとっての最優先事項はレースに勝つこと、そして、チームのチャンピオンシップに勝つことだ。今日はそのために彼が重要な役割を果たした。僕としては、彼はチームメイトとして支えとなって最後に僕を助けてくれたと思いたい。僕たちはお互いに心からリスペクトしている」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン