小松礼雄 ハースF1チーム躍進を称賛「レッドブルに実力で勝った」
ハースF1チーム代表の小松礼雄は、2026年F1中国GPでの力強い戦いぶりを受け、チームの実行力とオリバー・ベアマンの走りを高く評価した。開幕戦オーストラリアGPに続き、上海でも存在感を示したハースは、今季序盤の注目株となっている。

とりわけ決勝では、ベアマンが10番グリッドから5位まで浮上。上位勢の混乱を生かしただけでなく、自らのペースでも競争力を発揮し、小松礼雄はこの結果が決して偶然ではないと強調した。

ベアマンが先頭に立って流れを築く
ハースF1チームの週末は、土曜日の予選Q3進出から着実に勢いを増していった。日曜日の決勝では、ベアマンが冷静かつ機を逃さない走りを見せ、10番手スタートから5位でフィニッシュした。マクラーレンをはじめとする前方のライバルたちのトラブルを生かしながらも、自身の確かな速さも示した。

「信じられないです。僕はいつも、基本に集中しなければならないし、すべてを最大化しなければならないと言ってきました。シーズン序盤は信頼性が問題になるはずなので、我々はとにかくその場にいなければならないんです」と小松礼雄は上海で語った。

その哲学は大きな成果につながった。ハースは単に順位を拾ったのではなく、自らの力でその位置をつかみ取った。

「今の時点ではトップ4チーム、あるいはトップ3チームには勝てません。でも今日は実力でレッドブルに勝ちました。つまり今日は我々が4番目に速いチームだったということですし、それは本当に信じられないことです」

「マクラーレンにとって不運だったのは、レースをまとめきれなかったことです。でも我々はその恩恵を受けられる位置にいましたし、すべてを最大化しました。本当にうれしいです」

レース中には、一時マックス・フェルスタッペンがベアマンの後方にとどまり、数秒のギャップを詰められない場面もあった。ハースのペースと、プレッシャー下での落ち着きを示す象徴的な光景だった。

ハースF1チーム/ TGR Haas F1 Team

速さこそが何よりの証明
小松礼雄にとって、このパフォーマンスは冬季テストで見えていた手応えを裏づけるものであり、おそらく自身の予想さえ上回るものだった。

「FP1を見た時、レッドブルはそれほどすごく見えませんでした。でもスプリントを踏まえると、本当にレッドブルと戦えるペースがあったのかどうかは分かりませんでした」と小松礼雄は説明した。

「でもスプリントはスプリントですよね。かなり短いですから。それでも、決勝では我々には十分なペースがありましたし、ドライバーたちがそれをとてもうまくマネジメントしてくれました」

そのレースペースが決定的な違いを生んだ。他チームが崩れる中で、ハースはクリーンで効率的なレース運びを見せた。チャンスを確実にポイントへ変える走りであり、さらに上を狙える可能性さえ感じさせた。

「正直に言えば、これはバーレーンよりもさらに良く見えます。バーレーンテストを終えた時点では、レッドブルと戦えるとはまったく思っていませんでしたし、アルピーヌもかなり速く見えました」と小松礼雄は認めた。

「それでも、ガスリーが再び彼らの速さを証明しましたが、我々は実力で彼らに勝ちました。こういうチームが機能する姿は本当に素晴らしいです。エステバンのピットストップを除けば、あらゆる実行を本当に、本当にうまくやれました」

その小さなミスがあったとしても、ハースは上海を後にする時点で確かな勢いを手にしていた。2戦を終えた時点で、コンストラクターズ選手権ではレッドブル・レーシングを上回る4位につけている。シーズン開幕前に、ここまでの展開を予想した者は多くなかったはずだ。

何よりも重要なのは、チーム全体に一体感と自信があり、静かに、しかし確かな野心を漂わせていることだ。ハースF1チームは今、その瞬間を確実につかみ取りつつあり、小松礼雄の笑顔が示す通り、そのすべてを楽しんでいる。

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム