ハースF1チーム 小松礼雄 「VF-23で達成したことから最初の感触は良好」
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午前中のセッションで最初にステアリングを握ったのは、ニューカマーのニコ・ヒュルケンベルグ。午前中のセッションは信頼性を重視したベースライン走行を行い、ヒュルケンベルグは51周を走行してセッションを終了した。
午後はケビン・マグヌッセンがステアリングを握り、チームは引き続き新車の基本的な特性を学ぶことに集中した。昼から夜へと移り変わる第2セッションは、現地時間19時30分にチェッカーが振られ、マグヌッセンが57周を記録してコース上での活動を終了した。
ニコ・ヒュルケンベルグ
「戻ってこれてうれしい。この数日間はエキサイティングだったけど、今は“理論”は置いておいて、仕事の実践的な部分を始めて、またクルマに乗って、それを実践できることに満足している。51周というのは、僕たちがやりたかったことよりも少し少ないかもしれないけれど、質の高い仕事だったと思う。どこかから始めて、マシンを動かしながら学び、変更を加えてマシンの反応を見るとことが重要なので、その点で成功した午前だった」
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ケビン・マグヌッセン
「いくつかの小さな問題はあったけど、計画通りに進めた。テスト初日としてはスムーズに進んだし、まだ予選のシミュレーションにはほど遠いから、明日になればそのレベルに少しは近づけるだろうけど、今のところかなり満足している。でも、今のところ満足している。すべてのことが僕たちがいいポジションにいることを示していると思うし、今は仕事すること、つまり競争することではなく、クルマに関する知識を集めることが重要だ」
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小松礼雄(エンジニアリング ディレクター)
「シーズン前のテスト初日の目的は、ライドハイト、剛性、適切なウィンドウでのバランス、燃費や信頼性など、クルマの基本を理解することだったので、できるだけ多くの周回をこなそうとしました。100パーセント目標を達成できたわけではないが、ニコは午前中に51周、ケビンは午後に57周と、かなりいい結果を残すことができた。小さな問題しかなかったが、解決策は理解している。パフォーマンスについて話すにはまだ早すぎるが、達成したことから最初の感触は良好だ。"初日としては良いスタートが切れた」
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