「F1にインディカーの予選ルールの導入は必要ない」とハースF1チーム代表
ハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは、赤旗の原因となって予選セッションを妨害したドライバーのタイムを抹消するインディカーのルールをF1に導入する必要はないと考えている。

F1モナコGPで、暫定トップタイムを記録していたシャルル・ルクレールがクラッシュしてライバルがタイムを更新するチャンスがないままポールポジションを獲得したことで、ドライバーがクラッシュの影響を受けないようにF1はルールを変更するべきではないかとの議論が巻き起こった。

インディカーでは、予選セッションを中断したドライバーは自動的に最速ラップタイムが抹消される。

しかし、ギュンター・シュタイナーは、F1には同様のルールは必要ないとし、ドライバーが意図的にクラッシュしたかどうかは簡単に見分けることができると主張する.

「もしそれが実装されたとしても、私はその大ファンにはならないだろう」とギュンター・シュタイナーは語った。

「もちろん、シャルル・ルクレールが予選の最後の走行でかなり激しくウオールにぶつけったことでそうなってしまったが、明らかに意図的なものではなかった。もしそうなら、FIAはそう見ただろう。誰かが意図的に何かをしたをした場合、データ上でそれを確認するのはとても簡単だ。この議論を始める必要はないと思う」

「もし赤旗の代わりに黄旗だけがあり、一部の人が減速し、他の人が減速しない場合はどうなるのか? それでも、黄旗を出した選手のラップをキャンセルするのか?」

「これは長い間機能してきたことであり、特にモナコではクラッシュは非常に簡単に発生しているので、現時点で修正する必要がある問題ではないと思う。予選で遅れて出たとしても、それはあなたが取るリスクの一部だ。もっと早くに出ていれば、こんなことにはならなかったかもしれない。誰かがわざと何かをすれば結果が生じるべきだと思うが、モナコではそうではなかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / インディカー