F1 ハースF1チーム
ハースF1チームのプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、コンストラクターズ選手権で下位に沈んでいる現在の状況に苛立ってる。

プレシーズンテストで好パフォーマンスを見せていたハースF1チームは、シーズン開幕にむけてミッドフィールドのバトルをリードするとみられていた。

ハースF1チームの2019年マシン『VF-19』はしっかりとしたスピードを見せており、ドライバーはグリッドで4番目に優れたマシンだと主張している。

しかし、特に決勝ではタイヤの問題などの様々な状況が絡み、レースペースを発揮することに苦戦を強いられている。

前戦カナダGPでもハースF1チームはトラブルに見舞われた。土曜日の予選Q2ではケビン・マグヌッセンがクラッシュを喫してモノコックを交換。決勝ではセットアップが間違った方向に働いてウィリアムズのジョージ・ラッセルに敗れて17位。ロマン・グロージャンも14位でレースを終えている。

「我々は運に見放されている」とギュンター・シュタイナーは不満げに語った。

「また悲惨な週末だった。それはQ2で始まり、終わることはなかった。我々にできる唯一のことは、態勢を立て直して次戦ではもっとうまくやることだ。こんな状況にも終わりはあるはずだ。」

「それ以上に苛立つポイントはない。落ち込んでいるとさえ言えない。落ち込んではいなからね。だが、終わりがあるはずだし、どこかの時点で上昇傾向になるはずだ。なぜなら、これ以上悪くなりようがないからだ。そのポイントがすぐにやってくることを願っている」

ギュンター・シュタイナーは、ロマン・グロージャンの1周目でのトラブルはパフォーマンス不足の言い訳にはならないと主張するが、彼のマシンが安定性に欠けていることが主な原因であると認める。

「彼のペースはアップダウンがあった。数周は良かったが、その後は良くなかった。あらゆる場所で完全にそのような状態だった」

「彼に1周目の問題がなかったとしても、いずれにしろポイント圏内でフィニッシュすることはできなかっただろう。11位や12位に近づくことはできたかもしれないがね」

2年連続でシーズン最初のクオーターで不振に陥っているロマン・グロージャンだが、今シーズンに関して自身の能力の最大源のパフォーマンスを発揮していると感じていると語る。

「昨年のこの時期も楽ではなかった。今年は全てを出し切れていると思う」とロマン・グロージャンはコメント。

「もちろん改善できる部分はいろいろとある。モナコでピット出口のラインを超えたことは避けられることだった。でも、全体的にかなりいいドライビングができていると思う」

「意外にも今年は予選で自分の強さを出せていない。通常は予選で得意なんだけどね。でも、レースペースはとても速いいい感じなんだ」

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム