周冠宇 アルピーヌF1チーム移籍の交渉材料となる吉利グループとの関係
周冠宇は、最近アルピーヌを通じてF1に近づいてきた吉利グループと「非常に緊密な」関係にあることを認めた。

5月末、ルノー・グループは、吉利汽車と50%ずつ出資する新会社HORSE Powertrainsを設立し、6人の取締役のうち3人を各社が指名し、同社の乗用車市場を担当すると発表した。この新会社のブランドには、吉利汽車、ボルボ、プロトン、日産、三菱といったブランドが、ルノー・グループのブランドと並んで展開される。

この動きは当初、ロードカーを念頭に置いており、将来的にF1と結びつくことはないと考えられているが(ルノーは2021年からチームのスポーツカーブランドにアルピーヌのブランド名を使用している)、周冠宇は、吉利がF1に「強い関心」を持っていると語った。

自身の将来については、まだ今年いっぱいまでしか決まっていないため、まだ先は見えないが、今のところは選択肢を残しておこうとしている。

「僕としては、もちろん選択肢はまだ残っている。すべての選択肢について話し合い、何が最善かを一緒に考えようとしていると言ってもいいだろう」と周冠宇はバルセロナでメディアに語った。

「そしてもちろん、来シーズンもグリッドに留まることが最優先事項であることに変わりはない。でも、そうだね、それ以上の詳細は何も確定していない」

「だから、僕が将来どこへ向かっているのか、あるいはどこにとどまるのか、正確に理解するにはもう少し時間が必要だ」

周冠宇がアルピーヌへ?吉利とのつながりについてコメント
さらに、吉利汽車とのつながりや、ルノーとの新たな提携により、来シーズンからアルピーヌが彼にとって現実的な選択肢となる可能性について尋ねられた際、彼は以前からのルノーとの仕事上の関係を認め、同社とは「非常に親しい」関係にあるとしながらも、現時点ではそれが彼の決断に影響を与えていないと付け加えた。

「僕が言えるのは、私自身、個人的に、すでに吉利グループと協力関係にあるということだけだ」と周冠宇は語った。

「僕は彼らの車のアンバサダーを務めているし、Zeekrも彼らのグループから生まれたものなので、彼らとはとても親しい関係にある」

「もちろん、彼らはモータースポーツ、特にF1に高い関心を持っている。僕は、彼らがその方面でも僕を助けてくれるだろうと思っている。それは嬉しいことだ」

「でも、彼らがアルピーヌと良好な関係にあることを知っているし、僕の決断を左右するほどの影響はないけど、彼らは自社のロードカーでそうしている」

「でも、彼らは僕のために全力を尽くしてくれるだろうし、僕もマネージャーグループと一緒に全力を尽くすつもりだ。その点については、本当に言うことはない」

「間違いなく、彼らはF1というスポーツに興味を持っているし、特に、間違いなくF1に戻りたいと思っていると思う。でも、どの方法を取るかは様子を見ないとわからない。これ以上のことは言えない」

「もちろん、僕がいつもやってきたやり方は、よりパートナーシップを重視した、とても良い方法だ。緊密なパートナーシップと言えるけど、それ以外については、彼らがブランド構築やマーケティングに関してどのような戦略を持っているかを見極める必要がある」

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