ロマン・グロージャン、アンドレッティを相手取って仲裁手続を開始
ロマン・グロージャンは、インディカーのシートを失ったことを巡り、アンドレッティ・オートスポーツに対して仲裁手続きを開始したことを明らかにした。

グロージャンは過去2シーズン、アンドレッティでドライバーを務めてきたが、2024年はチームのドライバーを続行しないことが明らかになっている。

彼の退団に関する正式な発表は一切行われず、口頭で彼がチームを離れることを確認するコメントがいくつかあっただけだったため、チーム離脱は円満なものではなかったと推測されていた。

そのような推測は、紛争を解決するためにチームに対して仲裁に入るというニュースで裏付けられた。

グロージャンは水曜日の午後、ソーシャルメディアに状況を説明するメッセージを投稿し、将来にわたってチームでのレースを続けることができると信じていたと述べた。
「アンドレッティ・オートスポーツのインディカーチームとの仕事は楽しかったし、2シーズンを通して成功を共有できたことを誇りに思う」とグロージャンはソーシャルメディアで声明を発表した。

「アメリカのオープンホイールレースの最高レベルで育まれた多くの友情に感謝している」

「来年もアンドレッティ・オートスポートの素晴らしい人たちとレースを続けられると思っていた。それが叶わないことを残念に思うとともに、アンドレッティのチームメンバーの健闘を祈っている。僕はインディーカーのキャリアを継続し、卓越性を追求するために他の選択肢を模索している」

「権利を守るためにアンドレッティ・オートスポートに対して仲裁手続きを開始した。代理人はBarnes & Thornburg, LLPのジョン・マレイとマーク・オーウェンズだ」

仲裁は、アレックス・パロウがマクラーレンと争っているような全面的な訴訟とは少し異なり、長引くプロセスや裁判を経ずに両者が解決策に合意できる可能性が高い。

グロージャンはアンドレッティ時代、チーム内紛争の中心にいたことで知られている。何度もクルーと激しい口論をする姿が目撃されており、ここ数シーズンはコース上でのドライビングで何人ものドライバーを怒らせてきた。

アンドレッティがグロージャンとの契約延長を見送ったのは、こうした事件がどの程度影響しているのか、またその話し合いがどの程度進んでいたのかは不明だ。

現時点では、グロージャンはランボルギーニのGTPスポーツカー・プログラムに参加するものの、2024年インディカーシーズンへの参戦は発表されていない。

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カテゴリー: F1 / ロマン・グロージャン / インディカー