ジョージ・ラッセル F1イギリスGP初日「天候に左右されすぎるのは課題」
ジョージ・ラッセルは、F1イギリスGP初日の走行を終えて、メルセデスがトップ勢に「近づけていない」と率直に認めた。初日の気温が高かったことも影響しており、週末の残りで気温が下がることに期待を寄せている。

ラッセルはFP1で5番手、FP2ではランド・ノリスのトップタイムから0.7秒遅れの8番手だった。金曜の走行後、フロント勢とのギャップについて問われると次のように語った。

「今日の時点では、正直あまり近くない。今日は気温が高かった。路面温度は40度で、週末の残りはもう少し涼しくなることを願っている」

「毎週のように天候に振り回されているのはちょっとフラストレーションが溜まる。我々はそれを改善しなければならない。特にこれから夏に入っていくわけだからね。改善に向けて全力で取り組んでいるよ」

「我々にもチャンスが巡ってくるとは思っているけど、天候に依存していてはだめだし、今はまさにそういう状況だ」

ジョージ・ラッセル イギリスグランプリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

金曜の走行ではマクラーレンに対抗できる唯一のチームとしてフェラーリが存在感を示しており、ラッセルもそれを認めている。

「フェラーリはここ数戦で本当に調子を上げてきている。彼らは今季ずっとレースペースは良かったけど、予選が良くなかった。でも今は気温が高くなってきて、僕らは少し後退し、彼らは逆に前進しているように見える」

「それが彼らにとっていいことかどうかは別として、僕らにとっても好ましくない。それでも、ここシルバーストンは大好きな場所だし、ファンの皆にも会えて嬉しい。なんとか週末の残りで改善したいね」

ラッセルは、天候の変化がポール争いに有利に働く可能性も示唆し、とりわけ低温のコンディションを歓迎している。

「うん、確実に気温が低ければ僕らにとって有利だ。もし予選がウェットになれば、間違いなく楽しみにしている」

「少し変な話だけど、ウェットタイヤの方がドライタイヤよりも劣化が早いんだ。だからレースがウェットになるのは理想とは言えないけど、寒くてドライなコンディションが一番いいね」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1イギリスGP