F1 ジョージ・ラッセル “夢のマシン”メルセデスAMG ONEをガレージに追加
メルセデスのF1ドライバー、ジョージ・ラッセルに自身の「夢のマシン」であるメルセデスAMG ONEがついに納車された。ラッセルは自身のSNSを通じて、限定275台・価格約270万ドル(約3億8000円)のハイパーカーとともに撮影した写真を公開している。

同車はメルセデスAMGがF1技術を公道仕様に落とし込んだプラグインハイブリッドスーパーカーで、全世界での生産台数は275台限定。すでに全台が完売しており、非常に希少なモデルだ。

ラッセルは投稿の中で、「MY DREAM CAR!!!」と喜びをあらわにし、「2017年にメルセデスF1に加入して以来、ずっとこのクルマに憧れていた。F1で初めて運転した2015年のマシンのエンジンをベースにしているのが信じられない。本当にビースト(怪物)だ」とコメントしている。

納車後は、モナコの自宅周辺でドライブしたものとみられ、F1ドライバーの間でもAMG ONEを所有するのはごく一部に限られる。ラッセルの他には、同僚のルイス・ハミルトン(うち1台は父アンソニー氏に贈呈)、ニコ・ロズベルグ、デビッド・クルサード、バルテリ・ボッタスらが名を連ねている。

なお、ラッセルの愛車コレクションにはこのAMG ONEをはじめ、1970年式メルセデス・ベンツ280 SLやAMG G63、C63、C63S、SL63、GT Sクーペなど、クラシックから現代のAMGモデルまで幅広く揃っている。

AMG ONEは、メルセデスが2017年にコンセプトモデルとして発表し、2023年に市販化されたモデル。F1マシン「W06 Hybrid」のパワーユニット「PU106B」をベースにした1.6リッターV6ハイブリッドを搭載し、公道向けに再調整が施されている。

最高出力はシステム合計で1,049馬力。内燃エンジンが566馬力、電動モーターが483馬力を発生し、0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は約352km/hに達する。F1由来の技術として、MGU-HやMGU-Kを備え、前輪左右に独立したモーターを持つことで四輪駆動も実現している。

パフォーマンス面でも圧巻で、AMG ONEはニュルブルクリンク北コースを6分30秒未満で走破した初の市販車として記録されているほか、レッドブル・リンク、ホッケンハイム、モンツァといった有名サーキットでも最速タイムを樹立している。

ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / 自動車ニュース