メルセデスF1のジョージ・ラッセル、紳士協定破りを責めず「僕でも同じことをした」
メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、2023年F1第12戦ハンガリーGPの予選Q1で敗退した後、戦術に誤りがあったと語った。

Q1終了残り3分というところで、メルセデスF1は両ドライバーを最後の走行に送り出した。ラッセルはチームメイトのルイス・ハミルトンをリードしたが、二人はターン3の出口でポジションを交換した。

ハミルトンがQ2進出を決めた一方で、ラッセルはラップ開始を待っている間に他の車両に抜かれてしまった。そのせいで最終走行が妥協を強いられ、コンマ2秒未満の差で次のラウンドへの進出を逃した。

ラッセルは、ラップの開始を待っている間にライバルドライバーが自分を追い抜いたことを責めていないことを明らかにした。

「正直に言うと、もし僕が彼らの立場だったら、おそらく同じことをしただろう」とラッセルはRaceFansからの質問に答えた。

「自分自身のために戦わなければらない」

「でも、トラックは十分広いし、全長4.5kmもある。1kmの間に10台のマシンがいた。だからミラーを見て、今日は大きなミスを犯したと認識する必要がある」

ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1

チームメイトがポールポジションを獲得する前、ラッセルはメルセデスのマシンの競争力を考えると、チームはセッション中に不必要なリスクを冒していたと語った。
「セッション全体を通して、僕たちは間違ったタイミング、間違ったポイントでトラックに出ていた」とラッセルは語った。

「チームとしてリスクを取りすぎていた。クルマはとても速かったので、1周のために燃料を補給する必要はなかったし、ただ最後にトラフィックが多い中で走るだけだった」

「僕は紳士協定を尊重しようとしていたけど、数台のクルマに追い抜かれた。特にピエール(ガスリー)には最終コーナーで追い越された。スタートする前にコンマ3秒落ちてしまい、ラップは終わっていた」

「どのドライバーを責めるつもりはない。僕たち全員が自分のために戦っている。チームとして、もっといい仕事をするべきだった」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1ハンガリーGP