ジョージ・ラッセル 3位表彰台も「他人の不運に頼り続ける訳にはいかない」 / メルセデス F1アゼルバイジャンGP 決勝
ジョージ・ラッセル(メルセデスF1)は、2022年F1第8戦アゼルバイジャングランプリで3位表彰台を獲得。結果には喜んでいるが、メルセデスF1は上位チームのリタイアから利益を得るのではなく、実力でそこに到達し始める必要があると警告した。

フェラーリの両方のドライバーは、日曜日のアゼルバイジャングランプリでリタイア。カルロス・サインツの油圧の問題に続いて、シャルル・ルクレールはエンジンの問題に見舞われて21周目でレースお終えた。

ジョージ・ラッセルは、フェラーリの問題を最大限に活用して今シーズン3回目の表彰台を獲得したが、メルセデスF1はシングルラップでもレーストリミでもフロントランナーよりまだ快適に遅い。

今シーズン、ジョージ・ラッセルは、その異名を印象的なパフォーマンスを反映した“ミスター・サタデー”から“ミスター・コンシステント”に変えた。今シーズン、これまでのすべてのレースでポイントを獲得しているのはラッセルだけであり、そのすべてとトップ5以上で終えている。

その結果、ジョージ・ラッセルは、ドライバーズチャンピオンシップで4位につけており、タイトル争いのためには「ポイントを獲得し続ける必要がある」というマックス・フェルスタッペンの意見に呼応した。

「すべてのレースでポイントを獲得するチャンスのあるチャンピオンシップだし、車の速さは関係ない。ポイントを獲得できなければ、集計は増えない」とジョージ・ラッセルは語った。

「だから、ここで言ってきたように、信頼性のある車を届けるため素晴らしい仕事をしてくれたファクトリーのみんなのおかげだ。でも、僕たちは他人の不運に頼り続けることはできない。僕たちはもっとパフォーマンスを見つける必要がある。それを達成するために全員が一生懸命にトライしている」

ジョージ・ラッセルは、メルセデスF1をシーズンを通して悩ませているポーパシングもしくはバウンシングの影響に苦しんでいるが、バクーではおそらくシーズンで最悪の状況だった。

チームメイトのルイス・ハミルトンは、レースの途中で「背中が僕を殺している」と認め、最後に車から降りるのにも苦労。メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは車が「sh*tbox」だと謝罪した。

ジョージ・ラッセルは、ルイス・ハミルトンほど問題について声を挙げなかったが、背中に痛みを感じているとし、ハミルトンと同じように3週間後のイギリスグランプリをメルセデスF1が解決策を見つける目標に設定した。

「正直、車は運転するには問題ないと思う。バランスはいい」とジョージ・ラッセルは語った。

「とにかく課題はボトミングだ。正直、どのボートに乗っているかの問題ではないと思う。ポーパシングが発生して、地面にヒットしている」

「ポーパシングがなくても、車をミリ単位で地面に近づけて走らせれば、ボトミングする。現時点では背中でそれを感じている」

「それでも、言ったように、パフォーマンスを向上させて、それを解放するために何をする必要があるかを理解することに懸命に取り組み続ける必要がある。カナダでは大きなアップデータなどはないと思うけど、シルバーストンではもっと良いアイデアを得られるかもしれない」

ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) アゼルバイジャングランプリ

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1アゼルバイジャンGP