マーティン・ウィットマーシュ
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、派手な新車発表会や巨大なモーターホーム、巨額の給料といったF1の“過剰”な時代は終わったと考えている。

2013年の初テスト前に各チームが実施した新車発表会はかなり控えめなものだった。

マーティン・ウィットマーシュは、F1チームには社会的、環境的な責任があることを示すことにより大きなニーズがあり、F1は変わったと考えている。

「F1では、モーターホーム、ドライバーやエンジニアの給料、チーム代表の給料について話したものだ」とFOTA会長も務めるマーティン・ウィットマーシュは説明。

「1980年代は全てが過剰だったし、それがF1の魅力のひとつだった。過剰な数十年を過ごしてきたが、我々は成長し、スポーツとしてもはやその部分が魅力的なポイントではないことを理解しなければならない」

「効率化していかなければならない。つまり、リソースを制限するということだ。それが論争の的であることは知っているが、我々の企業内に関しては小型化しているし、我々はカーボン・フットプリントを削減してきた。お金を支払うだけの価値についてより質の高い多くの議論があることも知っている」

「『あと3つの風洞が必要だし、あと100人のエンジニアが必要だ』という代わりに、『我々が持っているものがあるので、どのようにそこからパフォーマスを引き出すか』について議論している。今は効率が重要だ。それらはずっと好ましい議論だ」

過去には盛大な新車発表会が開かれていたが、今年はどのチームもファクトリーやトラックで2013年マシンを発表したが、マーティン・ウィットマーシュは、世界的な財政状況の下降が関連していると述べた。

「現実的な監視があると思うし、今は全ての人々がそれを反映していると思う」

「それは全てに発表会で見られると思う。我々はアレクサンドラ宮殿を借りたものだ。発表会には巨額のお金を費やしたものだし、全員がそうしていたよね? それは競争だった」

「今では、発表会はグランドスタンド2つの金額であり、我々は自分たちのファクトリーの中庭で開催した。人々は100万ポンドの豪華な発表会を見たいとは望んでいないので誰もやらない。F1は変わったと思う」

F1における責任への認識の発展を示すことの遺憾として、最近FOTAは、F1チームが2009年から2011年でカーボン・フットプリントを7%削減したことを発表している。

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カテゴリー: F1 / FOTA