オリバー・ローランド フォーミュラE
日産e.damsのドライバーとしてフォーミュラEデビューを果たすことになったオリバー・ローランドは、もうF1のレースシートは目指していないと語る。

2015年にフォーミュラ・ルノー3.5のチャンピオンを獲得したオリバー・ローランドは、2017年にF2をランキング2位で終了。2018年はウィリアムズの開発ドライバーにあたる“オフィシャルヤングドライバー”を務め、ハンガリーテストで走行を行っていた。

今季、オリバー・ローランドは、トロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすために契約を解消したアレクサンダー・アルボンの後任として日産e.damsと契約を結び、セバスチャン・ブエミのチームメイトとしてフォーミュラEでフルタイムデビューを果たす。

F1でレースをすることは究極の目標として残っているかと質問されたオリバー・ローランドは「それはもう僕の目標ではないと思っている」とコメント。

「フォーミュラEは本当に良い方向に進んでいると思う。どんどん大きくなってきている。エキサイティグだ。22名のドライバーの平均レベルは世界で最高かもしれない」

「F1では例外的な人もいるけど、グリッド全体が同じレベルというわけではない。でも、フォーミュラEで彼らが達成してきたことを見れば、彼らの多くはある時点でF1に参戦するに相応しい人たちだ」

オリバー・ローランドは、トロロッソ・ホンダとの交渉でバレンシアで開催されたプレシーズンテストに参加しなかったアレクサンダー・アルボンの代役として最終日に1日だけ“Gen2”で走行しただけとなっている。

その後、アレクサンダー・アルボンは、日産と締結していた3年契約を友好的に解消。日産e.damsは当初リザーブドライバーとして検討していたオリバー・ローランドを後任のレースドライバーとして契約した。

オリバー・ローランドは、走行不足が結果として日産からのすぐに成功を収めなければならないというプレッシャーはなくなったと語る。

「自分自身へのプレッシャーは少しある。うまくやりたいと思っているからね」とオリバー・ローランドはコメント。

「それが普通だ。僕はレーシングドライバーだ。10位や11位でフィニッシュしたくはないし、優れたドライバーたちと戦いたいと思っている」

「でも、彼ら(日産)は僕に対するプレッシャーは完全にゼロだと明確にしている」

日産e.damsと契約する前は2019年に向けてどのような計画を立てていたかと質問されたオリバー・ローランドは「正直言って、あまりわからない」とコメント。

「まだF1でリザーブドライバーとしての多くのオプションがあったし、おそらく何らかの役割を目指していたと思う」

「正直、2018年は(マノー/ジネッタ)LMP1プロジェクト全体でちょっと混乱していた。そのための契約を結んでいたし、しっかりとしたプロの契約うだった。それは僕にとって良いステップだった。でも、クルマはあまり準備ができていなかったし、状況は彼らの思い通りにはならなかった」

「それよって他のことができなくなってしまった。もうWECスーパーシーズンで何かを見つけるのは難しかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / フォーミュラE