FIA会長スライエム 2026年F1レギュレーション修正を評価「協力の成果」
FIAのモハメド・ビン・スライエム会長は、2026年F1マシンをめぐる一連のレギュレーション修正が正式に決まったことを受け、短期間で合意に到達した関係者の対応を称賛した。今回の見直しでは、予選、決勝、スタート手順、そしてウエットコンディションでの走行に関する変更が盛り込まれている。

2026年F1シーズン開幕から3戦を終えた段階で、ドライバーからは新世代マシンに対する不満の声が相次いでいた。

そうした状況を受け、4月20日にFIA、F1、各チームが参加する重要会議が行われ、競技の安全性と公平性を維持するための修正が決定された。

ビン・スライエムは、そのプロセスそのものをF1全体の協調の成果として評価している。

短期間での合意形成をFIA会長が評価
モハメド・ビン・スライエムは、今回の議論に関わったすべての当事者に謝意を示し、短い期間で建設的な作業が進められたことを高く評価した。

「私は、FIAのスタッフ、チーム、ドライバー、そしてパワーユニットメーカーを含むF1全体のあらゆる関係者に対し、ごく短い期間の中で建設的かつ協力的な作業を行ったことを称賛したい」とモハメド・ビン・スライエムは語った。

「我々は、このスポーツの外部にある事情によって予期せぬカレンダー上の空白に直面したが、すべての当事者はF1の最善の利益のために行動することに全面的にコミットし続けた」

今回の一連の修正は、単なる技術的な見直しにとどまらず、開幕3戦で表面化した課題に対して競技全体がどう向き合うかを示す意味合いも持っていた。FIAとしては、混乱を長引かせるのではなく、早い段階で実務的な対応をまとめた形だ。

ドライバーの声を重視した修正
2026年型マシンについては、シーズン序盤から複数のドライバーが問題点を指摘していた。そうした現場の声がFIA側に伝えられたことで、今回の修正にもドライバーの意見が反映される流れとなった。

ビン・スライエムは、今回の議論でドライバーが重要な役割を果たしたことにもあらためて言及した。

「これまで以上に、ドライバーたちは今回の議論の中心にいた。そして、このプロセス全体を通して寄せられた貴重な意見に感謝したい」とビン・スライエムは述べた。

「安全性と競技としての公平性は、FIAにとって引き続き最優先事項だ」

「これらの変更は、開幕戦からのイベントで明らかになった問題に対処し、競技の完全性と質を継続的に確保するために導入されたものだ」

「我々は今、刺激的なものになると約束されている2026年シーズンの残りを楽しみにしている」

2026年F1シーズンの軌道修正となるか
今回のコメントからは、FIAが今回の修正を応急処置ではなく、シーズンの質を維持するための必要な対応として位置づけていることがうかがえる。開幕3戦で噴出した不満に対し、FIA、F1、チーム、ドライバー、そしてパワーユニットメーカーが短期間で結論を出したこと自体が、2026年F1シーズンの先行きを左右する重要な動きになった。

今後は、実際に導入される修正が予選や決勝の展開、そしてウエット走行時の安全性にどこまで効果をもたらすかが焦点になる。FIAとしては、問題を認識したうえで迅速に手を打った形だが、その評価はマイアミ以降のレース内容によってさらに問われることになりそうだ。

Source: RacingNews365

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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)