フェラーリF1 モナコGPで予選の弱さを克服へ バスール「ゼロからやり直す」

現在のフェラーリSF-25は、予選の1ラップペースよりも決勝での安定したレースペースに優れているマシンであり、予選順位が結果を大きく左右するモナコでは不利な要素となる。
地元モナコGPの連覇を目指すシャルル・ルクレールも、この状況に楽観的ではない。フェラーリは直前のイモラで予選Q2敗退を喫しており、難しい週末になる可能性を示唆している。
イモラではルイス・ハミルトンが12番手から4位まで追い上げ、ルクレールも11番手から6位でフィニッシュし、決勝での強さは示した。しかし、モナコに向けてバスールは、予選1ラップでの問題解決こそが結果を最大化する鍵だと語る。
「たとえ決勝で状態が良かったとしても、我々はマクラーレンの後ろにいる。過去3~4戦で明らかになったのは、我々が予選よりも決勝でずっといいペースを持っているということだ」とバスールはRacingNews365などに語った。
「ジェッダでは日曜日に最速だったし、マイアミでも予選よりレースの方がずっと速かった。
「土曜日にベストなマシンを引き出そうとしているが、ここ2戦はそれができていない。その理由もまだ分かっていない。
「この問題に全力を注がねばならないのは確かだが、モナコでは土曜の夜には勝負がほぼ決まってしまう。だからこそ、土曜日にもっと速くなければならない。
「今週末よりもいい仕事をしたいが、それはさらに難しいだろう。
「モナコはタイヤマネジメントや準備においても全く別の特性を持っている。だから我々はゼロからやり直し、問題を理解し、将来的にもっと良い仕事ができるようにするつもりだ」
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