フェラーリF1 ルイス・ハミルトンとの契約は「マーケティング戦略ではない」

ルイス・ハミルトンは、F1史上最多タイの7度のドライバーズタイトルを獲得し、前人未到の105勝を挙げた、このスポーツで最も輝かしいドライバーである。
しかし、2024年のメルセデスでの最後のシーズンで苦戦したルイス・ハミルトンは、40歳を迎え、徐々に年齢による衰えを感じているのではないかという疑念を生んでいる。
そのため、フェラーリがルイス・ハミルトンとの契約を決めたのは、レースを超えた世界的な魅力を持つハミルトンのマーケティング効果を重視したためではないかという憶測が飛び交っている。
これは、ルイス・ハミルトンがスクーデリア・フェラーリの一員となって最初の週に、ソーシャルメディア上で赤い服を着たハミルトンの姿が、タイトルスポンサーであるHP社にとって6万2100ドルの価値があると推定されたことからも明らかである。
しかし、ジョン・エルカンは、これはポジティブな偶然であり、フェラーリが7度のチャンピオンであるハミルトンをシャルル・ルクレールと組ませる決定を下した唯一の要因ではないと主張した。
「『これはマーケティング活動だ』というコメントは、ルイスに対して本当に失礼だ。実際、ルイスにはそんなものは必要ない。フェラーリにも必要ない」とエルカンはTIME誌に語った。
「我々がすべきことは、チャンピオンシップで優勝し、コース上での素晴らしいパフォーマンスを発揮することだ」
「そうなれば、トラックの外でできることは、ある意味、自然にうまくいく。無限の可能性がある」

ハミルトン、フェラーリでの批判をモチベーションに
実際、ルイス・ハミルトン自身も先週、フェラーリでのプレシーズンテスト初日に、自分に対する否定的なコメントはモチベーションの源になると語っている。
「考えてみてほしい。このスポーツでは、批判は誰にでも向けられるものだ。おそらく、僕はこれまでのキャリアを通じて、より多くの批判を受けてきたと思う」とハミルトンはコメント。
「僕はただ、自分の考えに集中し、ひたすら自分のやるべきことをやり続けるだけだ。日々成長していることは分かっている。。ミスを犯すこともあるだろう。僕は人間だからね」
「でも、僕が誇りに思っているのは、やる気と集中力があること、そして自分が間違っていると認めることができることだ。そして、明日にはもっと良くなれるとわかっている」
「僕のキャリアについて出てきた一部のコメントは、僕にとっては本当にどうでもいいことだ。この12か月ほどに限ったことではない。ただ、それを燃料として使っているだけだ」
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