フェラーリ F1アブダビGPのFP1にアーサー起用 シャルル・ルクレールと兄弟共演
スクーデリア・フェラーリは、開発ドライバーのアーサー・ルクレールが、F1アブダビGPのフリー走行1回目でカルロス・サインツJr.に代わって出場し、兄のシャルル・ルクレールとユニークなラインナップを組むことを発表した。

2回のFP1セッションにルーキードライバーをエントリーさせるというF1の要件の一環として、フェラーリはヤス・マリーナ・サーキットでサインツのフェラーリSF-24を2人のルクレール兄弟のうちの弟に託すことを選択した。

兄同様、アーサー・ルクレールもフェラーリ・アカデミーの一員としてキャリアをスタートさせた。F3とF2でそこそこの成功を収めた後、24歳の彼は今年、シングルシーターレースから身を引き、マラネロのシミュレーターで開発ドライバーとしてF1チームをサポートすることに専念している。

また、今年フェラーリのために2回のテストを実施している。1回は1月にバルセロナでピレリの依頼により、もう1回は5月にフィオラノで行われたFIAテストで、最終的に採用されなかったスプレーガードのプロトタイプを試すためのものだった。

アーサー・ルクレールは、ヨーロッパ・ル・マン・シリーズにも参戦し、TDSのパニス・レーシングでLMP2クラス優勝を果たした。また、元F1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラとトマソ・モスカとともにフェラーリ296GTを駆り、イタリアGT選手権で優勝した。

彼らは、1997年から2006年にかけて10シーズン連続で互いに競い合ったミハエルとラルフ・シューマッハ以来、グランプリセッションでトラックを共有する初の兄弟となる。

フェラーリは今週末、カルロス・サインツJr.に別れを告げる。スペイン人ドライバーは、スクーデリア・フェラーリでの4シーズンで4勝と6回のポールポジションを獲得したが、火曜日のシーズン後テストから、新しいチームであるウィリアムズに参加する。

来季には7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンを迎えるフェラーリだが、コンストラクターズ選手権でマクラーレンを打ち負かすチャンスはまだ残っており、パパイヤチームは2024年のシーズンフィナーレで21ポイントのリードを保っている。

アブダビGP F1 スクーデリア・フェラーリ

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1アブダビGP / シャルル・ルクレール