フェラーリ F1イタリアGPでSF-24にカーボン柄をさりげなく追加

フェラーリは近年、ティフォシを楽しませるために特別なカラーリングを導入することが恒例となっている。今年、チームはマイアミグランプリで青のアクセントと歴史的な青のオーバーオールを導入し、昨年ラスベガスではフェラーリSF-23のデザインに白が散りばめられた。
昨年のモンツァでのレースでは、伝統的な赤いカラーリングに黄色のアクセントと番号を合わせた黄色のレーススーツとチームオーバーオールも導入した。
今年のイタリアGPが近づく中、フェラーリは現在のカラーリングにわずかな変更を加え、カルロス・サインツJr,とシャルル・ルクレールのそれぞれのマシンを識別する白い番号をカーボンの番号に置き換えた。
さらに、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr/は、カーボン型を模した黒いレーシングスーツとチームウェアを着用し、レース用ヘルメットにもカーボン加工が施される。

「カーボンファイバーの主な長所は軽さと強度であり、それによりスポーツの安全性が大幅に向上した」
「この機会を記念して、通常の白い背景に黄色の縁取りの代わりに、SF-24の16と55の数字は、織り込まれた質感と自然な反射でカーボンの外観を再現する」
「さらに、ドライバーのレーシングスーツ、ヘルメット、シューズ、ゴーグルもカーボンファイバーをテーマにしたデザインとなる」

カーボンファイバーは、F1カーの製造に使用される最高級の複合材料である。
1981年、当時のマクラーレンのテクニカルディレクター、ジョン・バーナードが、フルカーボンファイバーモノコックシャシーを初めて採用したことで有名なMP4/1を開発した。
フェラーリがその技術を採用したのはその翌年であり、それ以来数十年にわたり、カーボンファイバーはF1界の隅々にまで浸透している。
ここ数シーズンでは、重要なグラム単位の軽量化を図るため、カーボンを剥き出しにしたカラーリングのF1カーが各チームでよく見られるようになった。
フェラーリでは、そのカーボン製「トリビュート」には、スクーデリアの深紅のブランドを宣伝し続けるための他チームの通常のカラーリングよりもカーボンが少ないのが特徴である。
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