フェラーリF1、打倒レットブルを目指して「ピットストップ練習1000回」
スクーデリア・フェラーリは、2023年のF1世界選手権でライバルのレッドブル・レーシングに追いつくためにマラネロに専用のスペースを設けて、F1シーズンが始まる前からピットストップのリハーサルを徹底的に行うことを計画している。

レッドブル・レーシングはピットストップが速いことで知られているが、スクーデリア・フェラーリはこの分野で挑戦しようとしている。

Motorsport Italiaによると、スクーデリア・フェラーリはマラネロに特別な「手術室」を作り、クルーがピットストップの練習をできるようにしたという。フィオラノサーキットに隣接するこの建物では、2チームのメカニックが週に3回、20回のピットストップを行い、3月5日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる2023年シーズン開幕戦までに1,000回のピットストップを練習することを目標としている。

フェラーリ 2023年に向けたピットストップ計画
スクーデリア・フェラーリは、最速のピットストップを目指しているわけではないが、一貫して3秒以内でマシンをピットインさせることを望んでいる。チームは、2018年のフェラーリSF-71を練習走行に使用している。

スクーデリア・フェラーリは、2022年に3秒以内のピットストップを73%達成したが、目標の80%には届かなかった。そして、2023年の目標を84パーセントに引き上げた。

スクーデリア・フェラーリの改善計画のもう一つの側面は、ピットストップを行うために2つのチームを用意することである。つまり、“予備軍”もパーマネントのクルーメンバーと同じように準備する。

シーズン序盤はチャンピオンシップに挑戦していたスクーデリア・フェラーリだが、2022年には勢いを失い、レッドブル・レーシングが優勢さを増して両タイトルを獲得。コンストラクターズ選手権では205ポイント差の2位となった。

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ