フェラーリF1、シュワルツマンとフォコをアブダビテストに起用
フェラーリF1は、アブダビGP後にヤス・マリーナで開催される若手ドライバーテストにジュニアドライバーのアントニオ・フォコとロバート・シュワルツマンを起用することを発表した。

F1チームは、アブダビGP後にヤス・マリーナ・サーキットに留まり、12月15日にグランプリの出走経験が2戦以下のドライバーを対象としたポルトシーズンテストを実施する。

アントニオ・フォコは、2013年からフェラーリと提携しており、2018年にF2をランキング7位で終えた後にアカデミーを卒業し、フェラーリF1の開発とシミュレーターの役割を担っている。2015年、2016年、2019年のインシーズンテストではフェラーリのF1マシンを走らせている。

「シミュレーターのなかのSF1000でかなり多くのバーチャルラップを走ってきたので、リアルなマシンのステアリングを握れることをとてもうれしく思っている」とアントニオ・フォコは語った。

「僕のポジションにいる人にとって、マシンに乗って通常使用しているツールとの相関関係をチェックしたり、実際にマシンがどのような挙動をするかを確認できることは非常に有益だ」

昨年のFIA-F3チャンピオンであるロバート・シュワルツマンは、現在FIA-F2でランキング5位につけており、タイトル争いからは脱落している。

一時は2021年のF1シートとリンクされていたロバート・シュワルツマンだが、アルファロメオF1がラインナップを継続し、ハースF1はミック・シューマッハとロバート・シュワルツマンを起用するとされていることで、来季もジュニアカテゴリーに残ると考えられている。

「F1シーズンが終わった直後にアブダビでSF1000を運転できることを知って興奮している」とロバート・シュワルツマンは語った。

「9月末にフィオラノでSF71Hを試すことができた。もうほぼ3年が経過しているマシンだったけど、素晴らしかった」

「2020年のマシンに飛び乗って、F2でレースをしている多くのドライバーと一緒にコースに出るのが待ちきれない。この素晴らしい経験のすべてを楽しむつもりだ」

フェラーリのジュニアドライバーであるカラム・アイロットが、ヤス・マリーナでアルファロメオからテストに参加することが発表されている。

残りのドライバーであるミック・シューマッハは、タイトルを獲得次第、ハースF1のドライバーとして確認され、アブダビテストで走行すると考えられている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ