フェラーリ F1アブダビGP 結果
フェラーリは、F1アブダビGP決勝レースで、キミ・ライコネンが12位、ジャンカルロ・フィジケラは17位だった。

フェラーリにとっては厳しいシーズンだった。F60のパフォーマンスはお世辞にも良いとは言えず、フェラーリはシーズン半ばに開発をストップ。F60の難しさは、負傷したフェリペ・マッサの後任として参戦したルカ・バトエル、ジャンカルロ・フィジケラのパフォーマンスでも明らかだった。

しかし、そんなF60でキミ・ライコネンは優勝を含めて48ポイントを獲得。最終戦でのポイント獲得は果たせなかったが、改めてその実力を証明し、ドライバーズランキング6位でシーズンを終えた。

フェラーリはコンストラクターズ4位。来年は、フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサのコンビでチャンピオン奪還を狙う。

キミ・ライコネン (12位)
「僕たちがここで競争力のあるクルマを持っていないことはわかっていた。確かに良い週末ではなかったけど、自分達を非難することはないと思う。僕たちはぎりぎりまでパッケージの最大限を引き出した。スタートはトラックが少し滑りやすかったし、小林にポジションを奪われた。今日、彼は非常に速かった。そのあとブラウンの2台が最初のピットストップのあとに僕の前で戻ってきたとき、僕たちのレースは妥協を強いられてしまったし、ポイントフィニッシュすることは不可能になった。フェラーリでの最後をこのような結果で終えることは残念だけど、今年の僕たちは、僕が望むようなすべてのレースで勝利のために闘うポジションにはいなかった」

ジャンカルロ・フィジケラ (17位)
「このように3位を逃してしまったことに落ち込んでいる。でも、チームメイトが12位だったことからもわかるように、今日の僕たちのペースはそれくらいのものだった。いつものように全力を尽くしたし、良いレースができたと思っている。ドライブスルーで第2スティントが妥協を強いられてしまったのは残念だ。良いスタートをしてグロージャンをパスすることができた。そのあと彼はシケインをカットして再び僕の前に出てきたけど、そのあと彼はコーナーをうまく通過して、僕は得たものを取り戻すことができた。ポイント面でチームに貢献できず、僕の価値をあまり示すことができなかったことを申し訳なく思う。残念なことに、F60は特に予選でドライブするのがとても難しかったし、後方からのスタートは常に大きなペナルティだった。今は将来について考えられる時がきた。チームでレースをドライブできるかはまだわからないけど、確実なことは僕はフェラーリのドライバーだということだ。それについては満足している」

関連:
F1アブダビGP:優勝はセバスチャン・ベッテル、小林可夢偉が6位入賞
2009年 F1ポイントランキング

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1アブダビGP