ルイス・ハミルトン フェラーリF1大型アップデートも「まだかなり遅れている」
ルイス・ハミルトンは、フェラーリがバルセロナ・カタルーニャGPに大規模なアップグレードを持ち込んだにもかかわらず、トップ争いには「まだかなり差がある」との見方を示した。

フェラーリはSF-26にフロントウイング、フロア、サイドポッド、ディフューザーなど複数の新パーツを投入。だが初日のFP2では、シャルル・ルクレールが4番手、ハミルトンが9番手にとどまった。

FP1を欠席したハミルトン「普通とは違う一日だった」
ハミルトンはFP1をフェラーリ・ドライバー・アカデミー所属でF2に参戦するディーノ・ベガノビッチに譲り、ピットウォールからセッションを見守った。その後FP2でSF-26に乗り込んだが、ランド・ノリスの最速タイムから1.2秒遅れの9番手。走行中にはリアに「何かおかしい」と訴えていた。

「僕はFP2しか走っていないので、普通とは違う一日でした。最初のセッションを走らなかったドライバーの多くは、ランドを除けば、2回目のセッションでチームメイトからかなり離されていたと思います」

「とても暑くて、タイヤは1周しか持ちません。だからFP2に入って、実質2周しかないような状況で走るのは難しいです。クルマをどうするべきか、まだよく分かっていません。明日はもっと良い一日になることを願っています」

新パッケージの感触は「まったく分からない」
フェラーリのアップグレードについて問われたハミルトンは、評価を下すには走行時間が足りなかったと語った。

「感触はまったくありません。だから、どこがどうなのかは分かりません。僕たちは明らかに速くありません」

「シャルルは2セッション走っていますが、マクラーレンやメルセデスから4コンマくらい遅れていると思います。だから、まだかなり差があるのは明らかです。ただ、明日はその差を少しでも縮められればと思っています」

ハミルトンはモナコとカナダで連続2位に入ってバルセロナ・カタルーニャGPを迎えたが、フェラーリの初日は勢いをそのまま示す内容にはならなかった。

ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

バスール代表は「全体としては良かった」と評価
一方、フェラーリ代表のフレデリック・バスールは、初日を「誰にとっても奇妙な一日」としながらも、チーム全体としては前向きに捉えている。

「バルセロナはよく知っている。こうしたコンディションでは1周をまとめるのが非常に難しいが、それは全員にとって同じだ」

「クルマには多くの新しい要素、新しいパッケージ、異なるコンポーネントが入っていた。そのため、多くの比較作業を行う必要があった」

バスールはまた、タイヤデグラデーションが週末の大きな課題になると指摘した。

「タイヤデグラデーションの面では難しくなると思う。今日はすべてのコンポーネントでデグラデーションがあることが分かったし、それは重要な要素だ。路面にラバーが乗れば少しは改善するだろうが、間違いなく難しい週末になる」

ルクレールのブレーキ変更は問題なし
モナコ後に変更されたルクレールのブレーキについて、バスールは大きな問題はなかったと説明した。

「うまくいきました。もちろん、慣れるまでに数周は必要でしたが、彼はうまく対応しました。最終的には問題ありませんでした」

フェラーリは大型アップグレードの実戦評価を進めながら、土曜日に向けてセットアップの最適化を図ることになる。ハミルトンの言葉どおり、現時点ではトップとの差は小さくない。だが、ルクレールが4番手に入ったことは、パッケージに改善の余地と一定のポテンシャルがあることも示している。

【関連】
F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ / F1バルセロナ・カタルーニャGP