F2 第8戦 レース2 | A.アルボンが優勝、福住仁嶺6位入賞・牧野任祐12位
FIA F2選手権 第8戦 ハンガリー大会のレース2が7月29日(日)にハンガロリンクで行われ、アレクサンダー・アルボン(DAMS)が優勝。福住仁嶺(BWT Arden)は終盤の追い上げで6位入賞、9番手スタートの牧野任祐(RUSSIAN TIME)は12位でフィニッシュした。
朝から好天のハンガロリンクで、F2シリーズ第8戦のレース2が行われた。牧野任祐は5列目9番手から、福住仁嶺も同じく5列目、10番手からスタートした。
午前11時20分、快晴、気温31℃というコンディションで、レースはスタート。1周目の激しいポジション争いで、福住は12番手、牧野は17番手とポジションを落とした。ともにアクシデントはなかったが、厳しいスタートとなった。
抜きにくいコースであり、上昇する路面温度によって、レースは終盤のタイヤ勝負の様相となり、中盤はポジションが変わらぬまま進んだ。残り10周の時点で、福住は11番手、牧野は14番手。しかし、レース終盤、タイヤの厳しくなったマシンが出始め、ポジション争いが激しくなった。21周目、福住は前車を追い抜き10番手に上がると、24周目には集団の中でポジションを上げて8番手に。さらに26周目に7番手に上がると、最終ラップの最終コーナーで前車に並び、ほぼ同時でフィニッシュ。その差1000分の1秒、福住が前でフィニッシュラインを通過し6番手となった。牧野はスタート直後のポジションダウンをばん回できず、12番手でレースを終えている。
優勝はアレクサンダー・アルボン(DAMS)、2位にはルカ・ギオット(Campos Vexatec Racing)、3位にはセルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)が続いた。
今回の大会を終えてランキング首位のジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)と2位のランド・ノリス(Carlin))との差は12ポイントまで縮まった。牧野任祐は18ポイントで16位、福住仁嶺は6ポイントで18位。
F2第9戦はベルギーのスパ・フランコルシャンで、8月24日(金)~26日(日)に行わる。
福住仁嶺(レース2・6位)
「ステアリングは昨日と同様に曲がっていました。アジャストしたはずなのですが、右に曲がったままです。そのままスタートして、曲がったままでブレーキングすると完全に普段の感覚と違ってしまうんですね。それでいつものようなブレーキングもできませんでしたし、右コーナーはどこまでステアリングを切っていいのかも分からない状況でした。そういう中で最後に4台を抜きましたが、僕のペースが特に速かったわけではなく、上位のマシンが勝手にタイヤをダメにして、落ちてきた感じです。課題はたくさんあります。こういう問題を抱えたままだと、僕らは絶対にトップチームにはなれません。僕自身の課題は、レース1ですね。最低でも8位にならないと、レース2で好結果を残せません。次のスパは高速コースで、ここと全く特性が違いますが、どん底状態は脱したのかなと思います。エンジンシャッフルの影響は、明らかにいい方向に出ていますし。単独で走っていてもエンジンフィーリングは悪くないし、とんでもない速度差で抜かれることもありません。昨日今日は、久しぶりにレースをしている感じでした。自分自身のレベルをさらに上げていけるよう、がんばります」
牧野任祐(レース2・12位)
「スタートがまず悪くて、急いで2速に上げてもホイールスピンが治まりませんでした。そのまま1コーナーで両側から挟まれる形で左フロントが接触して、そこからはステアリングが曲がったままで走り続けました。ペース上げられないし、タイヤも厳しかったです。チームメートはタイヤがもっとひどい状態になっているし、セッティングの方向性を失敗したのかもしれません。今週末はフリー走行でクラッシュしたのが、すべてでした。それで予選でまともにアタックできず、レース1の速さはそんなに悪くなかったのに、結果に繋がりませんでした」
カテゴリー: F1 / FIA F2
朝から好天のハンガロリンクで、F2シリーズ第8戦のレース2が行われた。牧野任祐は5列目9番手から、福住仁嶺も同じく5列目、10番手からスタートした。
午前11時20分、快晴、気温31℃というコンディションで、レースはスタート。1周目の激しいポジション争いで、福住は12番手、牧野は17番手とポジションを落とした。ともにアクシデントはなかったが、厳しいスタートとなった。
抜きにくいコースであり、上昇する路面温度によって、レースは終盤のタイヤ勝負の様相となり、中盤はポジションが変わらぬまま進んだ。残り10周の時点で、福住は11番手、牧野は14番手。しかし、レース終盤、タイヤの厳しくなったマシンが出始め、ポジション争いが激しくなった。21周目、福住は前車を追い抜き10番手に上がると、24周目には集団の中でポジションを上げて8番手に。さらに26周目に7番手に上がると、最終ラップの最終コーナーで前車に並び、ほぼ同時でフィニッシュ。その差1000分の1秒、福住が前でフィニッシュラインを通過し6番手となった。牧野はスタート直後のポジションダウンをばん回できず、12番手でレースを終えている。
優勝はアレクサンダー・アルボン(DAMS)、2位にはルカ・ギオット(Campos Vexatec Racing)、3位にはセルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)が続いた。
今回の大会を終えてランキング首位のジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)と2位のランド・ノリス(Carlin))との差は12ポイントまで縮まった。牧野任祐は18ポイントで16位、福住仁嶺は6ポイントで18位。
F2第9戦はベルギーのスパ・フランコルシャンで、8月24日(金)~26日(日)に行わる。
福住仁嶺(レース2・6位)
「ステアリングは昨日と同様に曲がっていました。アジャストしたはずなのですが、右に曲がったままです。そのままスタートして、曲がったままでブレーキングすると完全に普段の感覚と違ってしまうんですね。それでいつものようなブレーキングもできませんでしたし、右コーナーはどこまでステアリングを切っていいのかも分からない状況でした。そういう中で最後に4台を抜きましたが、僕のペースが特に速かったわけではなく、上位のマシンが勝手にタイヤをダメにして、落ちてきた感じです。課題はたくさんあります。こういう問題を抱えたままだと、僕らは絶対にトップチームにはなれません。僕自身の課題は、レース1ですね。最低でも8位にならないと、レース2で好結果を残せません。次のスパは高速コースで、ここと全く特性が違いますが、どん底状態は脱したのかなと思います。エンジンシャッフルの影響は、明らかにいい方向に出ていますし。単独で走っていてもエンジンフィーリングは悪くないし、とんでもない速度差で抜かれることもありません。昨日今日は、久しぶりにレースをしている感じでした。自分自身のレベルをさらに上げていけるよう、がんばります」
牧野任祐(レース2・12位)
「スタートがまず悪くて、急いで2速に上げてもホイールスピンが治まりませんでした。そのまま1コーナーで両側から挟まれる形で左フロントが接触して、そこからはステアリングが曲がったままで走り続けました。ペース上げられないし、タイヤも厳しかったです。チームメートはタイヤがもっとひどい状態になっているし、セッティングの方向性を失敗したのかもしれません。今週末はフリー走行でクラッシュしたのが、すべてでした。それで予選でまともにアタックできず、レース1の速さはそんなに悪くなかったのに、結果に繋がりませんでした」
2018年 F2 第8戦 ハンガリー レース2 結果
Pos | No | Driver | Team |
---|---|---|---|
1 | 5 | アレクサンダー・アルボン | DAMS |
2 | 14 | ルカ・ギオット | Campos Vexatec Racing |
3 | 18 | セルジオ・セッテ・カマラ | Carlin |
4 | 19 | ランド・ノリス | Carlin |
5 | 9 | ロベルト・メルヒ | MP Motorsport |
6 | 12 | 福住仁嶺 | BWT Arden |
7 | 4 | ニック・デ・フリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing |
8 | 8 | ジョージ・ラッセル | ART Grand Prix |
9 | 20 | ルイス・デレトラズ | Charouz Racing System |
10 | 7 | ジャック・エイトケン | ART Grand Prix |
11 | 3 | ショーン・ゲラエル | PERTAMINA PREMA Theodore Racing |
12 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME |
13 | 1 | アルテム・マルケロフ | RUSSIAN TIME |
14 | 16 | アルジュン・マイニ | Trident |
15 | 15 | ロイ・ニッサニー | Campos Vexatec Racing |
16 | 6 | ニコラス・ラティフィ | DAMS |
17 | 21 | アントニ・フォコ | Charouz Racing System |
18 | 11 | マキシミリアン・ギュンター | BWT Arden |
19 | 17 | アレッシオ・ロランディ | Trident |
20 | 10 | ラルフ・ボスチャング | MP Motorsport |
カテゴリー: F1 / FIA F2