【F2】 第5戦フランス レース2:デ・フリースが優勝、日本勢は入賞圏外
FIA F2選手権 第5戦の決勝レース2がフランスのポール・リカール・サーキットで行われ、ニック・デ・フリース(PREMA)が初優勝。福住仁嶺(BWT Arden)は12位、ポールポジションからスタートした牧野任祐(RUSSIAN TIME)はリタイアでレースを終えた。
朝から快晴となったポール・リカール・サーキットで、F2シリーズ第5戦のレース2が行われた。気温24℃、路面温度40℃、雲の間から晴れ間がのぞくコンディションとなった。
牧野任祐(RUSSIAN TIME)は9番手でレース1を終えたが、レース後に上位の選手が失格となり8位に繰り上がり、レース2のポールポジションを獲得。福住仁嶺(BWT Arden)も繰り上がり9位となり、5列目9番手からスタートした。
正午にフォーメーションラップが開始されたが、福住仁嶺はスタートすることができずピットに戻され、そこからのスタートとなる。スタートで若干出遅れた牧野任祐は、1コーナーまでに後続に先行を許し、5番手にダウン。スタートでは3台がストールし、ピットスタートの福住は15番手からの追い上げとなった。
5番手走行していた牧野任祐は、6周目にマシンにトラブルが発生しスローダウン。ピットに戻り、そのままリタイアとなった。前を走る選手のリタイアなどで13番手となった福住は、あまりペースが上がらないまま周回を重ね、20周目に上位車の脱落により12番手でフィニッシュを迎えている。
優勝はニック・デ・フリース。マクラーレンの育成ドライバーであるデ・フリースにとってF2初勝利。2位にはルイス・テレトラス(Charouz Racing)、3位にはルカ・ギオット(Campos)が続いた。
ポイントランキングではランド・ノリス(Carlin)が104ポイントで首位。2位には91ポイントでジョージ・ラッセル(ART)、3位は75ポイントでニック・デ・フリース(Prema)が続いている。牧野任祐は8ポイントで17位、福住仁嶺は4ポイントで19位。
次のF2シリーズ第6戦は、オーストリア・レッドブルリンクで、6月29日(金)~7月1日(日)に行われる。
福住仁嶺(レース2・12位)
「エンジンストールは、完全に僕のミスでした。練習のときからスロットルの開け具合がちょっと少なくて注意されていたにもかかわらず、本番でもやってしまいました。走り出してからは、いきなりひどいオーバーステアに見舞われて、序盤でこれが出てしまうとどうしようもなく、そのまま単独でチェッカーまで走り続けるのが精いっぱいでした。開幕戦バーレーンを除くと、僕もチームメートも本来の速さを発揮できないレースが続いています。チーム全体も流れを作れず、苦労しています。勢い、チーム内の雰囲気も沈みがちです。そんな中でも、担当エンジニアとの関係はずいぶんよくなりました。彼と協力して、いかに現状を打破していくか。今は本当に辛い時期ですけど、自分は全然落ち込んでいないです。シーズンはまだ真ん中だし、これから巻き返せると信じています」
牧野任祐(レース2・リタイア)
「昨日からクラッチの調子がおかしくて、なにもしないのにバイトポイントがズレてしまいます。それで今日もタイヤを傷めたくないというのもありましたが、それ以上にクラッチが心配でスタート前の練習はしませんでした。それでも不具合が出て、蹴り出しでまったく動いてくれませんでした。ほとんどストール仕掛けながら、なんとか発進しました。チームメートも同じ症状が出ていて、完全にストールしたみたいですね。そのあと5番手を周回しているときに、ターン6の立ち上がりでスロットルペダルが突然セーフティーモードに入ってしまいました。そうなるといくらペダルを踏んでも反応しません。そのままピットに向かうしかありませんでした。トラブルがなければ、4位か5位で完走できたと思います。毎戦のようにトラブルが出ている状況ですけど、自分自身の進化は実感してます」
カテゴリー: F1 / FIA F2
朝から快晴となったポール・リカール・サーキットで、F2シリーズ第5戦のレース2が行われた。気温24℃、路面温度40℃、雲の間から晴れ間がのぞくコンディションとなった。
牧野任祐(RUSSIAN TIME)は9番手でレース1を終えたが、レース後に上位の選手が失格となり8位に繰り上がり、レース2のポールポジションを獲得。福住仁嶺(BWT Arden)も繰り上がり9位となり、5列目9番手からスタートした。
正午にフォーメーションラップが開始されたが、福住仁嶺はスタートすることができずピットに戻され、そこからのスタートとなる。スタートで若干出遅れた牧野任祐は、1コーナーまでに後続に先行を許し、5番手にダウン。スタートでは3台がストールし、ピットスタートの福住は15番手からの追い上げとなった。
5番手走行していた牧野任祐は、6周目にマシンにトラブルが発生しスローダウン。ピットに戻り、そのままリタイアとなった。前を走る選手のリタイアなどで13番手となった福住は、あまりペースが上がらないまま周回を重ね、20周目に上位車の脱落により12番手でフィニッシュを迎えている。
優勝はニック・デ・フリース。マクラーレンの育成ドライバーであるデ・フリースにとってF2初勝利。2位にはルイス・テレトラス(Charouz Racing)、3位にはルカ・ギオット(Campos)が続いた。
ポイントランキングではランド・ノリス(Carlin)が104ポイントで首位。2位には91ポイントでジョージ・ラッセル(ART)、3位は75ポイントでニック・デ・フリース(Prema)が続いている。牧野任祐は8ポイントで17位、福住仁嶺は4ポイントで19位。
次のF2シリーズ第6戦は、オーストリア・レッドブルリンクで、6月29日(金)~7月1日(日)に行われる。
福住仁嶺(レース2・12位)
「エンジンストールは、完全に僕のミスでした。練習のときからスロットルの開け具合がちょっと少なくて注意されていたにもかかわらず、本番でもやってしまいました。走り出してからは、いきなりひどいオーバーステアに見舞われて、序盤でこれが出てしまうとどうしようもなく、そのまま単独でチェッカーまで走り続けるのが精いっぱいでした。開幕戦バーレーンを除くと、僕もチームメートも本来の速さを発揮できないレースが続いています。チーム全体も流れを作れず、苦労しています。勢い、チーム内の雰囲気も沈みがちです。そんな中でも、担当エンジニアとの関係はずいぶんよくなりました。彼と協力して、いかに現状を打破していくか。今は本当に辛い時期ですけど、自分は全然落ち込んでいないです。シーズンはまだ真ん中だし、これから巻き返せると信じています」
牧野任祐(レース2・リタイア)
「昨日からクラッチの調子がおかしくて、なにもしないのにバイトポイントがズレてしまいます。それで今日もタイヤを傷めたくないというのもありましたが、それ以上にクラッチが心配でスタート前の練習はしませんでした。それでも不具合が出て、蹴り出しでまったく動いてくれませんでした。ほとんどストール仕掛けながら、なんとか発進しました。チームメートも同じ症状が出ていて、完全にストールしたみたいですね。そのあと5番手を周回しているときに、ターン6の立ち上がりでスロットルペダルが突然セーフティーモードに入ってしまいました。そうなるといくらペダルを踏んでも反応しません。そのままピットに向かうしかありませんでした。トラブルがなければ、4位か5位で完走できたと思います。毎戦のようにトラブルが出ている状況ですけど、自分自身の進化は実感してます」
2018年 F2 第5戦 フランス レース2 結果
P | No | Driver | Team |
---|---|---|---|
1 | 4 | ニック・デ・フリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing |
2 | 20 | ルイス・デレトラズ | Charouz Racing System |
3 | 14 | ルカ・ギオット | Campos Vexatec Racing |
4 | 21 | アントニ・フォコ | Charouz Racing System |
5 | 19 | ランド・ノリス | Carlin |
6 | 18 | セルジオ・セッテ・カマラ | Carlin |
7 | 5 | アレクサンダー・アルボン | DAMS |
8 | 6 | ニコラス・ラティフィ | DAMS |
9 | 17 | サンティノ・フェルッチ | Trident |
10 | 15 | ロイ・ニッサニー | Campos Vexatec Racing |
11 | 11 | マキシミリアン・ギュンター | BWT Arden |
12 | 12 | 福住仁嶺 | BWT Arden |
13 | 16 | アルジュン・マイニ | Trident |
14 | 1 | アルテム・マルケロフ | RUSSIAN TIME |
15 | 9 | ロベルト・メルヒ | MP Motorsport |
16 | 10 | ラルフ・ボスチャング | MP Motorsport |
17 | 8 | ジョージ・ラッセル | ART Grand Prix |
18 | 3 | ショーン・ゲラエル | PERTAMINA PREMA Theodore Racing |
19 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME |
20 | 7 | ジャック・エイトケン | ART Grand Prix |
カテゴリー: F1 / FIA F2