フェラーリF1育成ラファエル・カマラがF2初優勝 バルセロナで戦略勝負を制す
フェラーリF1育成ドライバーのラファエル・カマラが、2026年FIA F2第5戦バルセロナのフィーチャーレースで初優勝を飾った。

インヴィクタ・レーシングのカマラはポールポジションからスタートしたものの、ターン1までにアレクサンダー・ダンに先行を許した。しかし、ソフトタイヤでの第1スティントをライバル勢より大きく引き延ばす戦略を選択。終盤にタイヤのアドバンテージを生かして一気に順位を回復し、最終的に2位以下に約10秒差をつけてトップチェッカーを受けた。

カマラがロングスティントで逆転勝利
レース序盤はダンが主導権を握り、カマラは2番手で追う展開となった。オープニングラップではオリバー・ゲーテがピット出口付近でストップし、セーフティカーが導入された。

4周目にレースが再開されると、ダンは好リスタートを決めてカマラとの差を広げた。一方、後方ではソフトタイヤ勢とハードタイヤ勢が入り乱れ、ニコラ・ツォロフ、ガブリエレ・ミニ、コルトン・ハータ、ディノ・ベガノビッチらが激しく順位を争った。

上位勢ではラファエル・ビジャゴメスが12周目にピットインし、続いてベガノビッチもタイヤ交換を実施。ダンも13周目にピットへ向かったが、カマラはステイアウトを選び、さらにソフトタイヤで周回を重ねた。

終盤のタイヤ差で一気に首位奪回
カマラがようやくピットに入ったのは22周目終了時だった。コース復帰時には9番手まで順位を落としたが、前方のライバルたちに対して約10周分新しいタイヤを持っていた。

そこからカマラは強烈なペースで追い上げを開始。ビジャゴメスをかわして3番手に浮上すると、DRS圏内に入ったミニも攻略。さらに30周目のメインストレートでダンを抜き返し、再びレースリーダーに返り咲いた。

一方、代替戦略を採ったツォロフも終盤にソフトタイヤで猛追。ハータ、ニコ・バローネ、ベガノビッチ、ミニを次々とかわし、最後はダンをターン3からターン4にかけて攻略して2位に浮上した。

ラファエル・カマラ(スクーデリア・フェラーリ) フォーミュラ2

ツォロフが選手権首位に浮上
カマラはそのまま独走態勢を築き、F2での初勝利を達成した。2位にはツォロフ、3位にはダンが入り、ミニは4位でフィニッシュした。

5位には13番グリッドから追い上げたローランス・ファン・ホーペンが入り、6位ベガノビッチ、7位ジョン・ベネット、8位ノエル・レオン、9位クッシュ・マイニ、10位ロマン・ビリンスキーがポイントを獲得した。

カマラはレース後、次のように語った。

「とても嬉しい。チームに本当に感謝している。昨日も今日もクルマはとても良かった。ようやく初優勝できて良かったけど、これからも集中して作業を続け、このペースを維持できるようにしていく」

この結果、ドライバーズランキングではツォロフが86ポイントで首位に浮上。ミニが83ポイントで2位、初優勝のカマラが69ポイントで3位に上がった。ダンは64ポイントで4位、レオンが54ポイントでトップ5を締めくくっている。

チームランキングでは、カンポス・レーシングが140ポイントで首位を維持。ロダン・モータースポーツが112ポイントで2位、MPモータースポーツが95ポイントで3位、インヴィクタ・レーシングが90ポイントで4位につけている。

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カテゴリー: F1 / FIA F2 / スクーデリア・フェラーリ