F2イタリア大会レース2
FIA-F2選手権第10戦イタリア大会は、モンツァでレース2が行われ、ジャック・エイトケンが優勝。松下信治は3番手でゴールするもペナルティーで5位に降格。それでも連続入賞でランキング6位を守り、上位との差を詰めた。

午前10時50分、雨は上がり路面もほぼドライだったが、ところどころ濡れた部分がある難しいコンディションでレースはスタートした。4列目8番手からのスタートとなった松下信治はスタートでポジションを上げることはできなかったが、8番手を死守し1周目を終える。

7周目に上位車2台が接触し、松下信治は6番手に浮上。このアクシデントでVSC(バーチャル・セーフティカー)が発動された。VSCは1周で解除されたが、松下信治はVSCでの走行でプラス5秒のタイムペナルティーを科されてしまう。12周目、前車をパスし5番手に上がると、18周目には前車がコースアウトして4番手に。21周目にも前車がコースアウトして3番手にまでポジションを上げた。後続との差を広げたい松下信治はペースを上げて、3番手でフィニッシュするが、5秒加算の結果5位となりました。

レース1の優勝とレース2での5位入賞で、今大会で31ポイントを得た松下信治はランキング6位。上位との差を縮めて、目標であるランキング4位以内まで37ポイント差とした。

FIA-F2選手権第11戦ロシア大会は、ソチで9月27~29日に行われる。

松下信治(レース2・5位)
「結構路面が濡れていて、僕の得意のブレーキで抜くことができなかったです。奥まで行っちゃうとロックしてしまうし、乾いたラインは1本しかなくて、なかなか前をオーバーテイクすることができませんでした。VSCのペナルティーについては、僕として問題ないものだと思っていて、確認してもらっています。向こうはオートマチックにチェックしていて、以前も同じペナルティーが取り消されたこともあるので、こちらもデータをチェックしています。ペースは速かったですが、なかなか抜けない展開でした。不完全燃焼の部分はありますが、やれることは精一杯やったと思います。(今週末は)ランキングでも上との差を詰められたので、残り2戦、全力で目標を達成したいと思います」

順位No.ドライバーマシン周回数タイム/差
115J.エイトケン Campos Racing2134'26.288
216J.キングMP Motorsport21+2.764
34N.デ・フリースART Grand Prix21+6.530
47G.チョウUNI-Virtuosi21+7.612
52松下信治Carlin21+8.189
69M.シューマッハPREMA Racing21+8.541



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カテゴリー: F1 / FIA F2