エイドリアン・ニューウェイを一躍有名にしたレイトンハウスのF1マシンがクラッシュ
エイドリアン・ニューウェイを一躍有名にしたF1マシンの1台であるレイトンハウス・CG901が、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの異常なクラッシュで損傷した。

英国内の暴風雨のため中止となった土曜日に続き、日曜日はモータースポーツのあらゆる分野のヒストリックカーがグッドウッドの有名な丘を駆け上がり、多くのアクションが繰り広げられた。

そのうちの1台、エイドリアン・ニューウェイ設計の1990年型レイトンハウス・CG901は、ニューウェイがその多才さと速さで注目を集めたマシンだが、ドライバーがモルコムコーナーに差し掛かったところでメカニカルトラブルに見舞われたようだ。

マシンはスピンし、舗装路に敷き詰められた藁俵に激しくクラッシュ。マーシャルが赤旗を振り始めると、バウンシングしながらトラックに戻った。次に近づいてきたドライバーはカルン・チャンドックで、マクラーレンCan-Amマシンを運転して丘を登っていた。

幸いなことに、ドライバーのリチャード・ホープは無傷で、瓦礫がすぐに取り除かれたため、よじ登ってマシンから逃れた。

「これはエイドリアン・ニューウェイを一躍有名にしたレイトンハウスのF1マシンだ」とアレックス・ジャックはリプレイが上映されながら語った。

「ブレーキを踏んで、ストローに突っ込んでしまった」

共同コメンテーターのアリス・パウエルが事件について 「とても奇妙な出来事で、リアタイヤがロックしたように見えました。干し草の俵と藁の俵は役目を果たしたけど、高価な事故になってしまいました」と感想を語った。

「おそらくドライバーのせいではないと思います。リアが即座にロックしたので、別の問題のようです」

このインシデントは、週末のイベントが日曜日の夜に終了を迎える異例のクラッシュ多発となったグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの最新のものであった。

レイトンハウスのクラッシュの少し前には、マクラーレンF1 GTRが同じコーナーで俵に激突、金曜日にはヒュンダイRB22eがジャガーMk1からホイールが外れる前に俵に激突している。



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カテゴリー: F1 / F1マシン