F1次期CEO 「まるで聖書のようなレギュレーションは簡素化が必要」
F1の次期CEOであるステファノ・ドメニカリは、今後、F1は競技規則と技術規則を簡素化し、次世代F1エンジンのコストを下げる必要があると語る。

元フェラーリF1のチーム代表で、現在、ランボルギーニのCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、2021年1月1日からチェイス・キャリーに代わってF1を指揮する。すでにドメニカリは、F1が優先的に取り組むべき課題を検討している。

ステファノ・ドメニカリの最初の懸念のなかには、2026年に導入が予定されている次世代F1エンジンがある。現在、F1チームは次世代エンジンの導入を2025年に1年前倒して導入することを議論している。

だが、ステファノ・ドメニカリは、そのタイムラインに関係なく、F1チームがより安価なパワーユニットを利用できることを望んでいる。それが実現すれば、F1撤退を決断したホンダのように自動車メーカーが去るのではなく、むしろ新しいメーカーをF1に引き付けることができると考えている。

ステファノ・ドメニカリは「現在のエンジンのコストをメーカーに対峙させ続けることはできない」と Gazzetta dello Sport に語った。

「我々は過去に犯してきた過ちを避けたいと思っている。我々はレギュレーションを簡素化する必要がある。技術規則や競技規則を見れば、まるで聖書のように見える」

「一連のルールを簡素化する必要があると同時に、解釈の範囲を可能な限り小さくし、グレーゾーンを避ける必要がある」

さらに、ステファノ・ドメニカリは、若い世代のレーサーにも輝きを与える機会を与えるようなドライバーのパフォーマンスが中心にあるF1に戻したいと考えており、それはF1にとってもファンにとっても価値をもたらすはずだと語る。

「オートバイのレースでライダーが違いを生み出しているように、我々は再びドライバーに焦点が当たるスポーツにしていく必要がある」

「そして、この点で、F1は今ほど良い位置にいたことはない。若くて強いドライバーがたくさんいる」

「もちろん、ドライバーだけで人々を引き付けたいわけではない。グランプリは、コンサートのように、スポーツ、エンターテインメント、音楽を組み合わせたユニークな体験でなければならない」

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カテゴリー: F1 / F1マシン / リバティ・メディア