2022年 F1オランダGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2022年F1第15戦オランダグランプリの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

大接戦となった予選は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)を0.021秒の僅差で上回り、2年連続で母国レースでポールポジションを獲得した。

1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「信じられない! 昨日は困難な1日だったけれど、巻き返すためにチームが夜通しで懸命に作業してくれたおかげで上手くリカバリーできた。今日は再び速いマシンを手にしてドライブを楽しめた。このサーキットでの予選ラップは最高の気分だ。決勝レースが接戦になることは覚悟しているけれど、タイヤについて正しい判断を下し、戦略を上手く遂行できれば大いにチャンスがあるはずだ。サーキットの雰囲気は驚異的だし、ファンが素晴らしい時間を過ごせていることを願っている。応援はこちらに伝わっている。サーキットのどこにいてもファンの声援が聞こえているよ」

2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「ドライバーとして常にポール・ポジションを目指すだけど、今日はマックスはすべてをまとめた。昨日に比べると、車のバランスは一歩前進したように感じた。Q1とQ2は少し難しかった。アウトラップで違うことを試したけど、最終的にフロントの方がやや強かく、その方が攻めることができたのでよかった。明日に向けて自信はある。でも、このトラックはオーバーテイクが難しいので、今日のような接戦になり、マックスとバトルができることを期待している」

3番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「良いバトルができるとわかっていたけど、この1年で最も接戦の予選になった。ポール・ポジションから3番手まで0.1秒未満というのは、今日の差がいかに小さかったかを示している。優勝争いにはさらに多くのマシンが加わる接戦になると期待しているけど、優勝争いができる自信がある。オーバーテイクは昨年よりもやや簡単になるかもしれないけど、戦略が大きな役割を果たすだろう。今夜はチームとレースの結果を最大化するために利用できるすべての選択肢を検討するつもりだ」

4番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「最後のアタックは良かったし、最終セクターに入るときには間違いなくタイムを短縮していたけど、1台のマシンが反対方向を向いているのを見たので、減速せざるを得なかった。あのアタックは少なくとも3位に十分だったかもしれないけど、明日3位を取り戻せるか見てみよう。車には満足している。今週末はかなりよくなっているし、ワクワクしている。予選を通して、レッドブルとの差は0.1秒だったので、違いを生み出せるかもしれないという大きな自信になった。結局、そうはならなかったけどね。車のセットアップとバランスには本当に満足している。明日はタイヤデグレーションが関与することを期待している。そうすれば、僕たちに有利になる。車の空力特性は、ここではかなりうまく機能している。先週は、マシンの車高を高くせざるを得なかったけど、ここでは僕たちの車が得意とする小さな作動ウインドウがかなり見つけやすい」

5番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「Q3最後のラップは限界までプッシュしていて、わずかにオーバーしてしまった。残念だ。最終コーナーでほんの少し攻めすぎてしまった。結果的にマシンを壊さなかったのはラッキーだった。スロットルを早く開けすぎてしまい、グラベルにはみ出してリアエンドを滑らせてしまったんだ。良いラップで、タイムをかなり更新できるはずだったけれど、失敗してしまった。それでも5番手を獲得できたし、十分に戦えるけれど、強力なレースペースを手にすることがとても重要になるだろう。昨日マシンにポジティブな変更を加えたので、正しい方向性に進めている。FP3のロングランが良かったので、これを明日に繋げて上位でポジションを上げていきたい。僕たちとメルセデス、フェラーリの間でかなり僅差のレースになると思うし、バトルになるだろう。レースを楽しみにしている」

6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「ここのようなサーキットは、トラックエボリューションが大きいので、すでに守勢に立たされているときは全力を出す必要があると感じた。ブダペストでもそれが僕たちの選択だった。トラックは進化し続け、最後にラインを越えれば、うまく行けばトラックを最大限活用できるはずだった。ヒーローかゼロかどちらに転ぶかわからない。今日は僕たちにとってうまく行かなかったけど、6番手はスタート順位として悪くないし、ターン1に向けて、そして、最初の数周が重要になるだろう。でも、表彰台争いができない理由はない。明日は晴れて、オレンジ色の霧と相まって、気温が少し上がることを期待している。僕たちはスパで遅かった理由、今週末速い理由は理解しているので、この2戦は、23戦を通じてもっと速いマシンをつくる方法を理解する鍵になったと思う」

7番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「良い1日だった。7番手はとても満足している。レースを最大化にするために最高のチャンスを手に入れた。上位6台に対して、これ以上ないくらいの出来だった。明日はポイント獲得のチャンスが十分にあるし、それが目標だ」

8番手:ミック・シューマッハ(ハース)
「Q3に進出できたことは素晴らしいことであり、もちろんパフォーマンスには非常に満足している。Q2敗退を予想していたので予想外だったけど、Q3に進み、Q2でのラップタイムを繰り返すことができたのは間違いなくまともだったし、明日に向けて良いスタートポジションを獲得した。大規模な変更は行っていないし、微調整を行っただけで、幸運にも週末は素晴らしいセットアップでスタートできたので、大きな変更を加える必要はなかった。それは特に自信を構築するのに役立つし、より速くしてくれることを願っている」

9番手:角田裕毅(アルファタウリ)
「今日の予選パフォーマンスには本当に満足しています。正直なところ、FP3でのペースを考えると、Q3に進出できたのは少し驚きでしたが、プラクティス後にクルマにいくつかの良い変更を加えて、それをまとめて車から最大限のパフォーマンスを引き出すことができました。チームの懸命な努力が今日の午後に実を結び、Q3に進出できたことは非常にポジティブです。今日の改善には満足しています。今はレースに集中しなければならないし、調べるための強力なデータがたくさんあるので、明日はトップ10でフィニッシュできるように今夜ハードワークする必要があります」

10番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日はトップ8に入るペースがあったと思うので、Q3で油圧の問題が発生したのは残念だ。最近の予選での困難を考えると、それができれば素晴らしいことだっただろう。今日の車は本当に運転が楽しかった。チームはセットアップとバランスに関して素晴らしい仕事をしてくれた。全員の努力が報われるのを見るのは素晴らしいことだ。 このスターティングポジションは、明日のグランプリでまともなポイントを獲得する良いチャンスを与えてくれるはずだ」

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カテゴリー: F1 / F1オランダGP / F1ドライバー