2021年 F1オランダGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2021年 F1世界選手権 第13戦 F1オランダGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「ポールポジションを獲得できて最高の気分だし、それがホームレースであればさらに満足感は高まるものだ。フィニッシュラインを通るたびに、みんな熱狂的な声援を送ってくれたし、グランドスタンドで楽しんでいる皆さんを見ることができたのは素晴らしいことだった」

「FP1からこのコースでのドライビングは楽しかったけど、予選で燃料搭載量を減らしてのアタックはものすごかった。セクター2やバンクのあるコーナーでは全開で、その感覚がとてもよく、大いにドライビングを楽しんだ。鈴鹿のようなリズムが重要な高速コースで、F1マシンのグリップを感じることができるし、チャレンジしがいがあるので、こういうコースはとても楽しい。今日はチーム全体が上手くいき、昨日に比べてもう一段マシンを改善することができた。予選は赤旗によって難しい状況もあった。ミスができない環境は面白いし、エキサイティングさが増すけど、自分のラップはよかったと思う。(最終アタックで)タイムを失った場所が2か所あった。ターン3出口のバンピーな部分で2段シフトアップをしてしまったこと、そして最終コーナーを抜けたところでDRSが開かなかったことだ。DRSについては原因を確認していく必要がある。ただ、幸いにもこのラップのタイムでポールポジションに届いた。このコースではオーバーテイクが非常に難しく、前からスタートできることは重要なので、明日はスタートがカギになるし、タイヤをケアする必要もる。また、新しいコースでは波乱が起きやすいので、その点も注意が必要だ。今日も僅差だったように、メルセデスは強いと思うので、明日も思っているほどすんなりとはいかないはずだ」

2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「かなりの僅差だった。本当にすべてを出し切ったけど、マックスはポールポジションに値する素晴らしい仕事をした。昨日のセッションのほとんどを逃したことで、キャッチアップしようとしていたので、少し難しい一日になった。それでも、クルマの感触は良かった。予選には素晴らしいトラックだね。オランダのファンに心から感謝している。この国に来るのは大好きだし、僕が受けた歓迎に本当に感謝している。しばらくこのような観客を目にしていなかったし、明日も彼らのために良いショーを見せられることを願っている。オーバーテイクが難しいトラックなので大変だろうけど、戦略が大きな役割を果たすことになるだろう。僕たちは上位に2台いるので、二人で全力を尽くしていく。レースをするには本当に凄いトラックだ」

3番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「楽しい予選セッションだった。ドライブするには素晴らしいトラックだ。特にミドルセクターはとても速いし、バンクコーナーも素晴らしい。ここは雰囲気もとてもいい。マシンのフィーリングはいい感じだけど、今日のレッドブルにはちょっと手が届かなかった。僕たちはまだ最初のセクター、特にターン2と3で少し不足している。Q3の最後のラップはベストではなかった。ターン11まではタイムを更新していたけど、その後ちょっと貪欲になりすぎてブレーキがあまりに遅くなってしまった。でも、僕たちはトップ3に2台が入っている。それが重要だ。勝負できる部分はいろいろあるし、明日は攻撃するつもりだ。オーバーテイクは難しいトラックだけど、スタートと戦略がチャンスをもたらしてくれると思うし、まだ素晴らしいレースが見られると確信している」

4番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「今日の予選4番手はとてもうれしい。フリー走行では少し苦戦してペースが不足しており、ここまで来るのは簡単ではなかった。タイムを向上させられる部分が見つかり、アタックではとても力強いラップができた。明日のレースで2列目からスタートできるのは素晴らしいことだ。このコースではレースでのオーバーテイクがかなり難しいので、予選がどれだけ重要か分かっていたし、とてもいい仕事ができた。チームは最高のマシンを与えてくれて、明日は上位からスタートできるので、いい結果を持ち帰るために全力を尽くす」

5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日4位を逃したのは残念だけど、最終的にグリッドの5番手と6番手は僕たちにとって堅実な土曜日だ。最後の走行ではフロントウイングのセットアップに関して少しアグレシッブすぎたかもしれない。ミドルセクターでリアを失ってしまった。レースに関しては、タイヤデグラデーションがまだ疑問符だ。フリープラクティスでロングランのシミュレーションをあまりやれなかったので、明日はできる限りのことを管理していくつもりだ。ここはオーバーテイクが難しいので、最も重要なことは良いスタートを切ることだ」

6番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「シーズンで最もチャレンジングな予選のひとつだった。最もストレスフルだったのは確かだね! メカニックには感謝しかない。FP3の事故の後、マシンはセッション終了後の20分以上後にガレージ戻ってきた。すべてをチェックして修復するにはかなりタイトだったし、今回もチーム全体が素晴らしい仕事をした。マシンのあちこちでそれを見ることができて印象的だった! 緊迫していたけど、コースに出れると分かってからは、心をリセットして、ラップ毎にペースをビルドアップしていくことに集中した。うまくリカバリーできたと思うし、トリッキで非常にタイトなセッションだったけど、良い予選ができた。明日はオーバーテイクが簡単ではないと思うけど、僕たちのスタート位置は多くのポイントを持ち帰る良いチャンスがある」

7番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「今日の結果は本当にいい気分だし、チームに大いに感謝する必要がある。Q2とQ3の間にホイールナットに技術駅な問題が発生したけど、クルーが素晴らしい仕事をしてくれた。彼らは全力を尽くしてくれたし、僕をコースに戻してくれた。そこからは本当にハードにプッシュした。彼らの仕事に恩返ししたかった。Q3のラップはメガだった。明日のレースは良いポジションからスタートする。プッシュし続けて、トラブルを避け、良い結果を持ち帰るためにこの機会を生かす必要がある」

8番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日は僕たちにとって良い予選だったと思う。マシンのパフォーマンスは最高だったし、今日は手元にあるすべてを最大限に活用できたと思う。FP3の後にいくつか改善を果たしたし、休憩時間に非常に懸命に取り組んだ。もちろん、さらに上位のグリッドだったらよかったけど、明日のレースではプッシュして、ポイント獲得を目指す。チームとして両方のマシンをトップ10に入れたのはそれなりの結果だ。雰囲気は素晴らしいし、ファンは週末を通して本当にスペシャルだった。ストレートで歓声が聞こえてクールだった。明日ショーを見せるのを楽しみにしている」

9番手:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「2台がQ3に進めたし、全体として僕たちにとって良い一日だった。Q1でタイヤを1セットセーブできたけど、Q2で赤旗が出たことで、他が巻き返しを図れたので、僕たちの勇敢な動きは報われなかった。Q3では多くのマシンがとても接近していた。スタートでオーバーテイクにトライして、最初の数周でどこまで到達できるか見てみるつもりだ。その後はオーバーテイクは難しくなると思う。僕たちにとってチャレンジだけど、楽しみにしている」

10番手:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「Q1とQ2の予選の75%は想定していた位置を考えれば本当に良かった。気持ちいいことがたくさんあったし、ラップタイムも良かった。かなり自然にノーマルにそれが出た。各コーナーで少しずつ改善できた。快適に感じることができた。Q3はターン1でグリップが足りないように感じたし、それ以降は少し苦労した。まだ理由はよく分かっていない。トラックが変化したのかもしれないし、何かを失ったのかもしれない。でも、答えを見つけるために調べていく。グリッドが決定するのはQ3なのでフラストレーションを感じているし、あれは予選で最悪の走行だった。今日はいくつかポジティブなことが得られたけど、まだ未知な部分もある。引き続き取り組んでいく」

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カテゴリー: F1 / F1オランダGP / F1ドライバー