2021年 F1フランスGP 決勝:ドライバーコメント(11位~20位)
2021年 F1世界選手権 第7戦 F1フランスGPの決勝で11位~20位だったドライバーのコメント。

F1フランスGPでは、全20名のスターターが完走。誰もリタイアしなかったのは2019年のF1オーストリアGP以来となる。下位に沈んだドライバー、特にフェラーリはタイヤのデグラデーションに苦戦を強いられるレース展開となった。

11位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「今日、パフォーマンスを発揮できなかったのは明らかだし、ペースも足りなかった。序盤からデグラデーションに本当に苦しだし、レーズ全体を通してその問題を抱えていた。最善の努力をしたけど、当初のポジションを維持するのは不可能だった。何が起こったのか分析して、問題を理解し、対応しなければならない。それができるチームがいるとすれば、このチームだ。オーストリアでのダブルヘッダーが待っている。僕たちは挽回できると確信している」

12位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「本当にいい午後だった。角田(裕毅)を含め、コース上でいくつかオーバーテイクができたし、オコンとアルファロメオ勢の前でフィニッシュすることができた。コンディションはトリッキーで、グレイニングを抑えながらタイヤの温度を維持するのが難しかった。でも、マシンの感触は良かったし、戦略も本当にうまく機能した。実力で12位でフィニッシュできたことは素晴らしい成果だ。おそらく、これまでのチームとのベストレースだったと言っても過言ではない」

13位:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
「1周目はとてもいい形で、ピットレーンからスタートしてポジションを3つ上げられました。タイヤコンパウンドの異なるアルファロメオ勢の後方で抑えられてしまったので、アンダーカットを試みようとハードタイヤに交換しました。このタイヤを履いてすぐにプッシュしなければならず、レースの終わりには完全にタイヤが終わってしまいました。今回も、F1でのレース経験を積み、走行距離を伸ばすことができたので、僕にとってはとてもいいことだと思います。もっと上位のグリッドからスタートし、ポイント獲得のチャンスを増やせるように、予選について取り組んでいかなければなりません」

14位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日は期待していよなレースではなかったし、全体的に期待外れな週末だった。今日は何かが欠けていると感じたし、見直さなければならない。どっちのタイヤでもペースがなかったし、かなり早くに劣化してしまい、ポイント獲得のためにプッシュできなかった。今週末から学んで、前進したい。次のレースは来週だし、強くなって戻りたい」

15位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「過去数戦とは異なり、今日はポイントを獲得できるようなペースはなかった。昨日、シングルラップでは良かったので、今日何が起こったのか理解する必要がある。簡単なレースではなかったし、第1スティントはハードタイヤに苦労した。ミディアムでも十分に進歩を遂げることができなかった。オーストリアでクルマに戻るのを楽しみにしている。異なるトラック、異なるコンディションだし、違った良い結果を出せることを期待している」

16位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日は非常に難しいレースだった。カルロスも僕も2つのコンパウンドに苦労した。終盤になって、もっとうまくやれることはないか確認するために、僕の方は新品のミディアムのセットに交換するためにもう一度ピットインした。でも、第1スティントと同じように3~4周は大丈夫だったけど、その後は大幅にデグラデーションが起きた。これは大きな弱点だし、今後にむけて改善するためにもこれから焦点を当てていかなければならないメインのことだ」

17位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「最近の優れたパフォーマンスを再現することができなかったので原因を理解する必要がある。良いスタートを切ったけど、そこからタイヤマネジメントに苦労した。でも、それは全員が同じだったと思う。全体的に僕たちには最近楽しんでいたようなスピードがなかった。ミディアムに交換してペースははるかに良くなったけど、それまでにあまりに後方に沈んでいたし、ずっとブルーフラッグが出ていて最終ポジションに違いを生む出すことができなかった。このレースを分析して、オーストリアに向けて改善する方法を見ていきた」

18位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「良いスタートを切って、序盤のコーナーは順調だった。でも、1周目の後、タイヤのグリップがなくなり、レースの多くでスライドしていた。残り12周目くらいから何かが改善して、ペースを見つけられたので、最後は悪くはなかったけど、何かインパクトを残すには少し遅すぎた。全体的にいくつか疑問符があるので、オーストリアでのレースに向けて調査して、状況を良くしていきたい」

19位:ミック・シューマッハ(ハース)
「全体的に見て、初めてQ2も進出できたし、非常にまともな週末を過ごせたと思う。レースは難しいだろうと思っていた。だから、僕は楽観的だった。それが重要だ。率直に言って、ウィリアムズや周りの人と戦うペースはなかったと思うけど、それは僕たちがもっと頑張らなければならないということだ。僕ももっと頑張らなければならない」

20位:ニキータ・マゼピン(ハース)
「何が違ったことを試そうと思って代替戦略でスタートしたけど、逆に窮地に追い込まれたし、ベストではなかったと思う。多くのチームとドライバーが予想していたよりもタイヤ摩耗の増加に苦労していた。別のセットだったらタイヤがどうだったか判断するのは難しい。レースのスタートでチャンスがあったので、それをものにした。ただ、それ以降はレースの終わりまで十分なペースがなかった」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1フランスGP