2021年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)
2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝で11位~DNFだったドライバーのコメント。

ウエットからドライに変わる難しいコンディション、赤旗中断という波乱に富んだレース。キミ・ライコネン(アルファロメオ)は9位でフィニッシュしたが、レース後に30秒加算ペナルティを科せられて13位に降格した。リタイアは3台。バルテリ・ボッタスとジョージ・ラッセルのクラッシュは論争に発展し、最終的にラッセルが謝罪している。

11位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「今日のコンディションはとても難しく、いくつかのミスが結果に響いてしまった。タイヤを一定の温度に保つのに苦しみ、セーフティカー走行中にコントロールを失って、10秒ペナルティーにつながってしまった。もちろん、マシンに慣れることや今日の出来事から学ぶことは重要だけど、気分は落ち込んでいて、自分自身にがっかりしているし、チームにもとても申し訳ない。リスタートの時点では表彰台は狙えると思っていたし、マシンのペースもよかったですので、1-2フィニッシュも可能だったと思う。今は次のレースに切り替え、チームとハードワークをして、強くなって戻ってきたいと思う」

12位:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
「見ていたファンの皆さんにとっては、素晴らしいレースになったと思いますが、僕は自分自身にがっかりしていますし、チームにも申し訳なく思っています。いいレースができていて、ペースもすごくよかったので、赤旗中断後のスピンは本当に残念でした。ウエットでF1マシンを走らせるのは初めてでしたが、慎重に、特に加速では気を付けなければならないと学びました。レインコンディションの中、インターミディエイトタイヤでスタートしたのも難しかったのですが、異なるコンディションでこのタイヤがどう機能するのかを理解する貴重な機会になりました。今日はポイント獲得が可能だったはずですが、すべてが学びになったので、この経験を次戦に活かしていきたいと思います」

13位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「昨日から良いリカバリーができたし、16番グリッドからポイントを獲得できれば素晴らしいストーリーだっただろう。コンディションは非常にトリッキーだったし、路面は滑りやすく、完全に乾くことは決してなかった。かなりミスを犯しやすかった。僕たちは良いスタートを切ったけど、水しぶきで何も見えなかった。インターで問題なく走行していたし、スティントの後半にグリップが戻ってきていたけど、その時点でスリックに交換できるくらいに乾いていた。赤旗の後は少し苦戦したけど、トラックレイアウトを有利に活用して、他の全員を抑えて9番手でフィニッシュした。残念ながら、ペナルティを科せられてしまったので、それを示すものは何もなくなってしまったけど、少なくともパフォーマンスは前向きに捉えることができる。2戦連続でポイントを争っているし、今後もさらに改善できることを期待している」

14位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「問題が発生するまでは素晴らしいレースをしていたし、ようやく自分たちの真のポテンシャルを発揮できるようになったと思う。レース序盤のコンディションはとても難しかったし、視界がとても悪かった2019年のホッケンハイムを思い出した。キミと僕の二人ともポイント圏内を走行していたし、2台揃ってトップ10内でフィニッシュするカードは間違いなく揃っていたけど、残念ながらブレーキのひとつに技術的な問題が発生してピットストップが必要になってしまった。ポジティブな部分に焦点を合わせている。僕たちには良いマシンがあるし、レースの大部分でトップ10フィニッシュを戦うことができた。今後はもっと僕たちの方に運が向いてくれて、自分たちに相応しい成果を挙げられることを期待している」

15位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
「今日はうまくいなかった。レース前でさえ、グリッドに行くまでに問題が発生して、ピットレーンからスタートしなければならなかった。レースはウエットスタートだったのでそこまで痛手ではなかったけど、タイムペナルティですべてが変わった。特にレースの20分が経過していたからね。序盤の路面コンディションはかなり厳しかったし、オーバーテイクは難しかったけど、すぐにドライラインが現れた。路面がどんどん乾いていたので、早めにドライタイヤに交換するというギャンブルをした。実際、僕たちがかなり強いレースのフェーズだった。その後、赤旗となった。正しい結んだったし、リスタートのために僕たちはソフトタイヤを装着して、スタンディグスタートになることに賭けたけど、彼らはローリングスタートを決断した。ソフトタイヤはミディアムと比べてデグラデーションが高いので、最後は状況がさらに困難になった」

16位:ミック・シューマッハ(ハース)
「F1でウエットコンディションは初めてだった。簡単ではなかったのは確かだ。正直、スピンした瞬間に何が起こったのかよく分からなかった。あっという間の出来事だった。自分がアグレッシブすぎたのか、水たまりかなんかだったのかは分からない。分析してみるけど、自分自身にかなり落胆している。全体的にポジティブなレースだったと思うし、16位でフィニッシュし、ペース的には良かった。チェッカーを受けることができたし、それが目標だった」

17位:ニキータ・マゼピン(ハース)
「今回のレースではたくさんのことが起こった。スタート前に日差しが長くなかったので、ウェットタイヤでスタートすることはあまり予想していなかったし、赤旗などたくさんのことが起こった。今日の僕たちはあまり他と戦えるような速さはなかった。でも、良い学習体験ができたし、チェッカーフラッグを受けることができたのは良かった。ニコラス(ラティフィ)がコースに戻ってきたときに僕がそこにいることを分かっていたとは思わない。僕にできるすべてのスペースを与えたけど、彼が僕がそこにいることを認識していたようには思わない。彼にとって残念だったと思う。今日は誰にとっても簡単なレースではなかったと思うけど、ファンにとってはエキサイティングなレースだったと思う」

DNF:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「身体は大丈夫だ。それなりのクラッシュだったけど、もちろん、あのスピードではもっと酷いことになっていたかもしれない。ジョージが迫っていて、彼は仕掛けることを決断した。もちろん、トラックはかなり狭いし、1本のドライラインしかなかった。彼はアウトサイドに行って、ずっと2台分のスペースは空けていたけど、彼はコントロールを失って僕にぶつかってきた。今のところ、彼とは話していない。彼が何をしてたのか聞くことができなかったし、当然、僕たちはそれについて異なる見方をするだろう。それまでは厳しいレースだったけど、僕がスタートした位置から順位を上げるのは簡単なことではない。でも、今週末をできる限りポジションに受け止めて、次に進む必要がある」

DNF:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「とても不運な事故だったと思うし、避けることができたはずだ。バルテリは懸命に防御していた。彼にはそうする権利がある。トラックは左に曲がっていたけど、彼はまっすぐに進んだ。ドライラインが一本しかないこのようなコンディションでは1つの結果しかなかった。フラストレーションを感じているけど、それがF1だ」

DNF:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「最終的に僕たちが望んでいた結果ではなかったし、フラストレーションを感じている。トリッキなコンディションのなかでの僕のミスだった。グリッドに着くためのラップでさえ難しかったし、水しぶきはこれまで見た中で最悪だった。リアが少しロックして1回目のスピンをしてしまった後、トラックに合流した。左側に留まろうとしたけど、自然とドライバーラインで右側に戻されてしまったし、ただ横切るだけでは済まないことが分かった。コースに合流したときにマゼピンのことは見てなかったけど、リプレイを見ると、僕たちは接触して、それで僕はウオールにぶつかっていた。自分のミスで不運な週末の締めくくりになってしまったし、チームに本当に申し訳なく思う」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー