2021年 F1ドライバー移籍の噂…玉突き移籍の第2波到来?
2021年のF1ドライバー移籍に関する噂“シリーシーズン”が第2波とも言える新たな動きを見せ始めている。
シーズン開幕前のフェラーリF1のセバスチャン・ベッテルの放出は、カルロス・サインツのフェラーリ移籍、ダニエル・リカルドのマクラーレン移籍、そして、フェルナンド・アロンソのルノーでのF1復帰という玉突き移籍を生んだ。
そして、9月にセバスチャン・ベッテルがアストンマーティン移籍が発表され、同時にセルジオ・ペレスがフリーエージェントとなったことで再び移籍市場が動き出した。アロンソの復帰によって少なくとも現行ドライバーの1人はグリッドを追われることが確定している。
現在、シートが確定していないのはレッドブル、アルファタウリ、アルファロメオ、ハースの4チームだが、それらのチームの余波ですでに決定しているチームにも影響が出てきている。
注目1:セルジオ・ペレスの動向
長年、現レーシング・ポイントF1として活動するチームでリードドライバーを務めてきたセルジオ・ペレスが市場に出たことは混乱をもたらしている。当初はハースF1への移籍が秒読み段階とも言われてきたが、突如としてロシアの大富豪ドミトリー・マセピン&ニキータ・マセピンが候補に浮上。豊富な資金でシートだけでなくチームごと買収するとの噂もある。
ハースF1は2021年にケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンの両方を交代する可能性を示唆している。その1つを資金力のあるニキータ・マセピン、そして、もう1つはエンジンサプライヤーのフェラーリのジュニアドライバーであるカラム・アイロット、もしくはロシアのSMPがバックについているロバート・シュワルツマンが獲得すると噂されている。
上記によってセルジオ・ペレスのハースF1移籍の可能性は低くなったとされている。残りの可能性はアルファロメオだったが、チームはキミ・ライコネンの残留とフェラーリのジュニアドライバーのミック・シューマッハの起用でほぼ確定しているとされている。
そして、最新の情報として浮かび上がってきたのが、ウィリアムズF1への移籍だ。すでに2021年にジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィの続投を発表していたウィリアムズF1だが、ドリルトン・キャピタルへのチーム売却で状況は変わった。資金が必要なことに変わりはなく、セルジオ・ペレスのメキシコマネーに目をつけているとの噂だ。その場合、同じくカナダマナーをもたらしているニコラス・ラティフィとエンジンサプライヤーのメルセデスのジュニアドライバーであるジョージ・ラッセルが天秤にかけられ、ラッセルが放出候補となると報じられている。
注目2:アレクサンダー・アルボンの動向
今年、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは期待された成績を残せておらず、プレッシャーは高まってきている。ここまでアルボンへのサポートを繰り返してきたレッドブル側も、セルジオ・ペレスやニコ・ヒュルケンベルグ起用の可能性をちらつかせるようになった。
アレクサンダー・アルボンが上記の2人のどちらかにシートを奪われた場合、レッドブル・ファミリーを離れるか、もしくはアルファタウリに降格となる可能性がある。アルファタウリはピエール・ガスリーが確定で、ダニール・クビアトに変えて、ホンダとレッドブルの両方のジュニアドライバーである角田裕毅を起用するとされている。しかし、アルボンがアルファタウリに復帰する場合、角田裕毅のF1デビューは見送られることになるかもしれない。ホンダのF1撤退によって以前ほど角田裕毅の立場は強いものではなくなっている。そして、アルボンにはタイのレッドブル創業家がバックについている。
だが、ここへきて、ピエール・ガスリーのルノー移籍が報じられている。F1イタリアGPで初勝利を挙げるなど、昨シーズン末からの活躍にも関わらず、レッドブルに復帰する見込みがないガスリーは、母国フランスのチームで来季からアルピーヌに名前を変えるプロジェクトへの参加を目指して交渉しているとされている。ホンダのF1撤退によってルノーのF1エンジンを搭載する可能性のあるレッドブルは、交渉の一部としてガスリーを差し出すかもしれない。かつてのカルロス・サインツに似た状況だ。
その場合、アルファタウリはアレクサンダー・アルボンと角田裕毅、アルピーヌはフェルナンド・アロンソとピエール・ガスりーという組み合わせになる。
上記のストーリーでシート喪失の危機にあるのは、セルジオ・ペレス、アレクサンダー・アルボン、アントニオ・ジョビナッツィ、ケビン・マグヌッセン、ロマン・グロージャン、ジョージ・ラッセル、エステバン・オコンと7名。
そして、復帰が決定しているフェルナンド・アロンソ以外に新たにグリッドに参加する可能性があるのは、ニキータ・マセピン、ミック・シューマッハ、カラム・アイロット、ロバート・シュワルツマン、角田裕毅の4名。
2021年のF1グリッドは大きくシャッフルされる可能性がある。
カテゴリー: F1 / F1ドライバー
シーズン開幕前のフェラーリF1のセバスチャン・ベッテルの放出は、カルロス・サインツのフェラーリ移籍、ダニエル・リカルドのマクラーレン移籍、そして、フェルナンド・アロンソのルノーでのF1復帰という玉突き移籍を生んだ。
そして、9月にセバスチャン・ベッテルがアストンマーティン移籍が発表され、同時にセルジオ・ペレスがフリーエージェントとなったことで再び移籍市場が動き出した。アロンソの復帰によって少なくとも現行ドライバーの1人はグリッドを追われることが確定している。
現在、シートが確定していないのはレッドブル、アルファタウリ、アルファロメオ、ハースの4チームだが、それらのチームの余波ですでに決定しているチームにも影響が出てきている。
注目1:セルジオ・ペレスの動向
長年、現レーシング・ポイントF1として活動するチームでリードドライバーを務めてきたセルジオ・ペレスが市場に出たことは混乱をもたらしている。当初はハースF1への移籍が秒読み段階とも言われてきたが、突如としてロシアの大富豪ドミトリー・マセピン&ニキータ・マセピンが候補に浮上。豊富な資金でシートだけでなくチームごと買収するとの噂もある。
ハースF1は2021年にケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンの両方を交代する可能性を示唆している。その1つを資金力のあるニキータ・マセピン、そして、もう1つはエンジンサプライヤーのフェラーリのジュニアドライバーであるカラム・アイロット、もしくはロシアのSMPがバックについているロバート・シュワルツマンが獲得すると噂されている。
上記によってセルジオ・ペレスのハースF1移籍の可能性は低くなったとされている。残りの可能性はアルファロメオだったが、チームはキミ・ライコネンの残留とフェラーリのジュニアドライバーのミック・シューマッハの起用でほぼ確定しているとされている。
そして、最新の情報として浮かび上がってきたのが、ウィリアムズF1への移籍だ。すでに2021年にジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィの続投を発表していたウィリアムズF1だが、ドリルトン・キャピタルへのチーム売却で状況は変わった。資金が必要なことに変わりはなく、セルジオ・ペレスのメキシコマネーに目をつけているとの噂だ。その場合、同じくカナダマナーをもたらしているニコラス・ラティフィとエンジンサプライヤーのメルセデスのジュニアドライバーであるジョージ・ラッセルが天秤にかけられ、ラッセルが放出候補となると報じられている。
注目2:アレクサンダー・アルボンの動向
今年、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは期待された成績を残せておらず、プレッシャーは高まってきている。ここまでアルボンへのサポートを繰り返してきたレッドブル側も、セルジオ・ペレスやニコ・ヒュルケンベルグ起用の可能性をちらつかせるようになった。
アレクサンダー・アルボンが上記の2人のどちらかにシートを奪われた場合、レッドブル・ファミリーを離れるか、もしくはアルファタウリに降格となる可能性がある。アルファタウリはピエール・ガスリーが確定で、ダニール・クビアトに変えて、ホンダとレッドブルの両方のジュニアドライバーである角田裕毅を起用するとされている。しかし、アルボンがアルファタウリに復帰する場合、角田裕毅のF1デビューは見送られることになるかもしれない。ホンダのF1撤退によって以前ほど角田裕毅の立場は強いものではなくなっている。そして、アルボンにはタイのレッドブル創業家がバックについている。
だが、ここへきて、ピエール・ガスリーのルノー移籍が報じられている。F1イタリアGPで初勝利を挙げるなど、昨シーズン末からの活躍にも関わらず、レッドブルに復帰する見込みがないガスリーは、母国フランスのチームで来季からアルピーヌに名前を変えるプロジェクトへの参加を目指して交渉しているとされている。ホンダのF1撤退によってルノーのF1エンジンを搭載する可能性のあるレッドブルは、交渉の一部としてガスリーを差し出すかもしれない。かつてのカルロス・サインツに似た状況だ。
その場合、アルファタウリはアレクサンダー・アルボンと角田裕毅、アルピーヌはフェルナンド・アロンソとピエール・ガスりーという組み合わせになる。
上記のストーリーでシート喪失の危機にあるのは、セルジオ・ペレス、アレクサンダー・アルボン、アントニオ・ジョビナッツィ、ケビン・マグヌッセン、ロマン・グロージャン、ジョージ・ラッセル、エステバン・オコンと7名。
そして、復帰が決定しているフェルナンド・アロンソ以外に新たにグリッドに参加する可能性があるのは、ニキータ・マセピン、ミック・シューマッハ、カラム・アイロット、ロバート・シュワルツマン、角田裕毅の4名。
2021年のF1グリッドは大きくシャッフルされる可能性がある。
カテゴリー: F1 / F1ドライバー